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永井美智子(編集部)
2008/02/28 09:44
KDDIは、家庭内にあるテレビレコーダーやパソコンのハードディスクに記録した映像を遠く離れた外出先の携帯電話やパソコンで再生し楽しむことができる技術を開発した。無線通信で映像などのコンテンツを送信する「DLNA」と呼ばれる規格を活用したもので、同社では1〜2年後をめどに商用化したい考えだ。
新技術は、グループのKDDI研究所(埼玉県ふじみ野市)が開発した。来月6日に総務省などが主催して京都府内で行われる情報通信の新技術に関するフォーラムで公開する。
ベースとなっている「DLNA」は、ハードディスクなどの記録装置に蓄積した映像や音楽を同じ屋内にあるテレビやコンポに送信し再生する無線通信の規格。新技術を使えば、手元の携帯やパソコンをインターネットに接続し自宅にあるレコーダーやパソコンから映像などを取り出しその場で視聴できる。
レコーダーなどから無線でルーターと呼ばれる経由装置に映像などが送られ、KDDIのサーバーを経由してネットで送信する仕組み。手元で再生する携帯やパソコンはKDDIの認証を受ける必要がある。
視聴できるコンテンツは、アナログ放送の録画映像や自分で撮影したビデオなど。地上デジタル放送の録画映像は、著作権の問題があるため送信できないようにする。送信できるかどうかは、ルーターが識別する。
商用化については、KDDIの携帯電話サービスと固定インターネットサービスの両方に加入しているユーザー向けの付加サービスとして有償で提供する計画。利用者がサービスに申し込むと、自分の携帯電話やパソコンにコンテンツを受信するための専用ソフトをダウンロードできるようにする。
記憶装置内の映像を屋外のパソコンなどで視聴できる機器としては、すでにソニーの「ロケーションフリー」がある。ただ、映像の送信元になる記憶装置と送信先の端末が、それぞれ1台に限定されているうえ、スマートフォン以外の携帯電話では視聴できない。
KDDIのサービスでは、DLNAに対応した記憶装置なら何台でも送信元になることができるうえ、送信先も一定の上限を設けるが、複数の携帯やパソコンで視聴できるようにするという。

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