最終更新時刻:2009年11月10日(火) 21時59分

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PHSブームしぼむ ウィルコム「孤軍奮闘」、ドコモは来月サービス終了

FujiSankei Business i.

2007/12/21 10:34  

 NTTドコモがPHS(簡易型携帯電話)サービスを来年1月7日に終了する。携帯電話よりも安い料金を武器に、1990年代後半には若者の間で爆発的に人気が高まり「ピッチ」の愛称で親しまれたが、携帯の普及に押されて近年は市場が縮小。PHSサービスを提供する唯一の通信事業者となるウィルコムは、PHSならではの特色を打ち出そうと「孤軍奮闘」している。

 PHSサービスは1995年7月にDDIポケット(現ウィルコム)とNTTパーソナル(現NTTドコモ)が開始。電力系の会社も加わって顧客獲得競争を繰り広げた。当時、月額基本料が携帯に比べて大幅に安かった上、PHS同士でやりとりができるメール機能もヒットし、ポケットベルの後継として女子高生らが持つ定番アイテムとなった。

 電気通信事業者協会によると、ピークだった97年秋には契約数が700万件を超えた。

 しかし、携帯と比べて基地局単位での通話可能エリアが狭いというハンディに加え、普及のスピードに基地局の設置が追いつかず、つながりにくいというイメージが定着。携帯が料金の値下げや「iモード」などのインターネット接続サービスによるコンテンツ(情報の内容)充実で対抗して順調に契約数を拡大させたのと対照的に、顧客離れが急速に進んだ。

 PHS各社は2001年以降、定額制のデータ通信サービスを開始するなどして法人顧客を獲得し契約数を下支えしたが「赤字続きだった」(NTTドコモ)。経営環境は厳しく、今年11月の契約数は計485万件に減少。うちドコモは25万件で、自社ホームページや新聞広告で契約者に対してサービス終了の周知徹底を続ける。

 ドコモはPHSから撤退し、携帯に経営資源を集中投下することで、昨年10月に番号継続制が導入されて以降、顧客獲得競争で不振が続く携帯事業の巻き返しを図る。

 一方、ウィルコムは音声通話の定額制導入や、パソコンと同様の機能を備えた端末「スマートフォン」を投入するなどサービス向上で顧客をつなぎ留める考え。さらに、より高速なデータ通信が可能になる次世代PHS技術の開発を進めている。

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