Linuxオペレーティングシステム(OS)は、携帯電話機にはほとんど普及してこなかった。しかし、Googleがモバイルに積極的に取り組んだことから、2008年には広く普及する条件が整い始めているとLinuxの生みの親であるLinus Torvalds氏が語った。
携帯機器用OSの市場は、Nokiaが約50%を所有する英国のSymbianがマーケットリーダーで、Microsoftの携帯機器用システム「Windows Mobile」がそれを追うという展開になっている。
ウェブ検索最大手のGoogleは11月、コンピュータと同じように携帯電話機でもインターネットがスムーズに動作するよう、Linuxに基づくオープンソースソフトウェアプラットフォームを提供することを明らかにした。
Torvalds氏は米国時間12月14日、Reutersに対して「私自身は関わっていないが、Google陣営のおかげで、2008年はLinux搭載電話機がより広く利用されるようになるのではないか」と述べた。
Googleは、Motorolaのほか、携帯電話事業者T-Mobileや半導体メーカーQualcommなど大手の通信関連企業数社と共同でAndroidという携帯機器用オープンソースソフトウェアプラットフォームを開発している。
Torvalds氏によると、Motorolaは、主として中国と米国向けに電話機へのLinux採用で先陣を切った企業の1つだという。
Google陣営に関係のある電話機メーカーは2008年に、Linuxモデルを発表するだろう。
「Linux電話機は現在は販売されていない。プレリリース版を作っているメーカーはいくつかある。今は入手できないが、来年には手に入るようになるだろう」(Torvalds氏)
同氏によると、Linuxが電話機に普及していないのは、携帯電話機市場がスマートフォンではなく本質的にローエンドの市場だからだという。
「そうした状況は変わりつつあると思う。これまで、スマートフォンはあまりにも高価だった。先進工業国でさえほとんどの人が手を出しかねていたくらいだ。極めて率直に言って、Linuxはローエンド製品よりもスマートフォンでの方が有用なのだ」
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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