中国の新興メーカーLeEco、低価格の「Le Pro3」「Le S3」で米スマホ市場に参入

Lynn La (CNET News) 翻訳校正: 佐藤卓 長谷睦 (ガリレオ)2016年10月20日 11時19分

提供: James Martin/CNET

 中国企業のLeEcoがサンフランシスコで米国時間10月19日、85型テレビ、仮想現実(VR)ヘッドセット、自動運転車、メディアストリーミングプラットフォームなどさまざまな製品を発表した。これに加えて、「Le Pro3」と「Le S3」という2種類のスマートフォンも披露している。

 2機種のうちより高機能な5.5インチのLe Pro3は、Qualcommの「Snapdragon 821」プロセッサ、4GバイトのRAM、および64Gバイトのストレージを搭載している。そのほか、16メガピクセルの背面カメラ、8メガピクセルの前面カメラを搭載。さらに4070mAhという大容量のバッテリを搭載したうえ、Qualcommの「Quick Charge 3.0」テクノロジを採用することで、20分間で全容量の33%まで充電が可能だという。


Le S3(後方)とLe Pro3はいずれも指紋読み取りセンサと16メガピクセルのカメラを搭載している。
提供:James Martin/CNET

 その他の特徴として、1080ピクセル解像度、指紋読み取りセンサ、USB Type-Cポートも備えている(LeEcoは2015年に発売した「Le 1 Pro Superphone」で、Type-Cポートをいち早くスマートフォンに搭載した企業の1つだ)。

 LeEcoが発表したもう1つのスマートフォンはLe S3だ。このモデルも同じく5.5インチで1080ピクセルのディスプレイや同等のカメラ性能を備えているものの、一部のハードウェア性能は抑えられている。搭載されているプロセッサは「Snapdragon 652」、RAMは3Gバイト、内蔵メモリは32Gバイトだ。

 両デバイスの最大の強みは価格だ。Le Pro3は399ドル、Le S3は229ドル。ただし、廉価なハイエンドモデルはこれだけではない。中国を本拠とするもう1つの野心的なスタートアップ企業が発売した「OnePlus 3」も、価格は399ドルだ。それでも、Appleの「iPhone 7」やサムスンの「Galaxy S7」、Googleの「Pixel」など、700ドル以上する他社のフラッグシップモデルと比べればかなり安い。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]