8gの軽量ウェアラブル「MISFIT RAY」レビュー--睡眠も活動も24時間記録したい人へ

 RAYのパッケージ。

 RAYのパッケージ。

 ウェアラブル端末MISFITシリーズの最新版として、ブレスレット型の「RAY(レイ)」がいよいよ日本でも5月27日に発売される。

 本体色はカーボンブラックとローズゴールドの2種類。いずれもスポーツバンドモデル(税別:1万2800円)とレザーバンドモデル(同:1万5800円)を販売する。市販の8mmの時計用バンドを用いて着せ替えができる仕様で、ユーザーオリジナルのRAYにアレンジも可能だ。

 RAYは1月、International CES2016にて発表された製品だ。一足先に4月からFossilから提供を受け、現在まで使用した印象を写真とともにお伝えする。

ブレスレット型の「RAY(レイ)」。ボディは陽極処理アルミニウムで、航空機に使用されるものと同グレードという
ブレスレット型の「RAY(レイ)」。ボディは陽極処理アルミニウムで、航空機に使用されるものと同グレードという
円形デザインのShine 2は重さ8.5g
円形デザインのShine 2は重さ8.5g

 RAYは、円形のShineシリーズから一転。MISFIT初となる円柱デザインで、サイズは直径12mm、長さ38mm、重さは8gと小さく軽くシンプルだ。3軸加速度センサで睡眠と活動量を計測できるなど、時計機能以外は同等の機能を持つ。1カ月以上にわたり、これまで使用してきて感じる一番の魅力は、装着感がほとんどないことだ。装着したまま寝ても違和感がない。

クリップでも使えるShine 2(左)とShine(右)
クリップでも使えるShin 2(左)とShine(右)

 Shineシリーズは円形なので、時計(Apple Watch)と並べて腕に装着しにくいこと、人によるのだろうが、腕に装着したまま寝るには違和感があったため、これまで主にShineシリーズに付属するクリップタイプのアダプタで使用してきた。

 しかし、着替えなどのタイミングでうっかり置き忘れてしまうことがある。なぜか移動が多い日に限って忘れるもので、せっかくの歩数を記録できずがっくりする日もしばしばあった。でも、RAYなら24時間着けたままでいいので、忘れることがない。

 RAYは、従来アナログの腕時計やApple Watchのようなスマートウォッチとともに身に着けやすいデザインだ。筆者は、Apple Watch(ステンレススチールケース)を2015年4月の発売から使っており、スポーツ時の活動量計という観点で見るとやや重いと感じていた。耐水仕様ではあるが、防水仕様ではないのでプールは使用できない。また、1日1回は必ず充電が必要で、24時間の活動量を測れないことが不満点だった。

 それらを解消できるのが、Apple WatchとRAYの組み合わせだと思う。下記に主な長所と短所をまとめた。

◆RAYの長所と短所◆

長所

・円柱で8gと軽いので、腕時計とも重ねづけできる
・ベルトが細く、装着に違和感がないので、つけたままでも眠れて睡眠記録もとれる
・防水仕様でプールでも使える
・電池駆動、最大6カ月間
・バイブレーションによる目覚まし機能も
・自撮りシャッターボタン、音楽再生などスマートフォンの操作もできる
・スマートフォンとの連携やデバイスの切り替えが簡単

短所

・ShineシリーズはLEDの光り方で時刻を知らせる機能があったが、RAYはない
・人によっては、時計との重ね付けはキズが気になるか?
・バンドの付け替えは、頻繁に変えられるほど簡単とはいえない
・393ボタン電池(3個)を使用するので、コンビニエンスストアでは入手しにくい

 なお、Misfitのアプリケーションはすべて共通だ。連携する端末の切り替えは簡単で、アプリから連携させたい端末を選ぶだけだ。今後アクセサリは増えるとしているが、RAYのバンドは現時点でスポーツとレザーの2種類が用意されている。デザインは魅力だが、もし水に弱いレザーを選んでしまうと、スポーツはしにくくなるかもしれない。でもシーンによってベルトを変えるのはちょっと面倒──。そんなとき、比較的安価なFLASH(実売5000円程度)と併用し、場合によって切り替えるといったことも簡単にできる。以下、セットアップと使用方法、Apple WatchやiPhoneで取得した歩数データとの比較などを写真で紹介する。

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