ソニー、電子ペーパー採用のスマートウォッチを開発中か--米報道

Don Reisinger (CNET News) 翻訳校正: 編集部2014年11月27日 08時04分

 ソニーが、表面全体(盤面とリストバンド)がディスプレイとして機能する新しいスマートウォッチを開発しているという。Bloombergが米国時間11月26日に報じた。このスマートウォッチには、電子ペーパー技術が採用されると情報筋らはBloombergに伝えている。

 電子ペーパーがどのように機能するかについてははっきりとはわからないが、Bloombergの情報筋らによると、電子書籍端末などの製品で採用されている従来の電子インクディスプレイとは異なるという。

 スマートウォッチ市場にはゆっくりと、しかし確実に多数の企業が参入しつつある。サムスン、Pebble、LGなどが既にスマートウォッチを提供している。これらの製品は、時刻表示に加えてアプリの実行や通知の表示が可能で、中には通話できるものもある。ソニー自身が提供する「SmartWatch 3」は、Googleがウェアラブル機器向けに提供するOSの「Android Wear」を搭載し、防水機能や交換可能なストラップを特徴とする。

 ソニーが準備を進める電子ペーパー採用スマートウォッチは、同社の現行のスマートウォッチや、「Apple Watch」といった今後発売予定のウェアラブル製品と真っ向から勝負するものではないとBloombergは述べている。ソニーは、技術よりもスタイルに力を入れ、最新機能のすべてを必要としない消費者をターゲットにすると同記事には記されている。

 いずれにせよ、ソニーは業績を押し上げてくれる要素を必要としている。ソニーは25日、コスト削減を目的にテレビおよびスマートフォン製品ラインを縮小し、ビデオゲーム「PlayStation 4」やイメージセンサ事業に力を入れると発表したとReutersが報じた。

 ソニーにコメントを求めたが直ちに回答は得られなかった。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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