「Project Tango」は、GoogleのAdvanced Technology and Projects(ATAP)グループが手がけるプロジェクトだ。ATAPは、かつてMotorolaの一部門だった。Project Tango対応の新しいタブレットは、端末の3Dモーションを追跡し、その周囲の状況を3Dモデルに構築するセンサを搭載しており、先に開発者向けの提供が開始されているProject Tangoスマートフォンに続くものだ。
Googleによると、Project Tangoの目的とは、「モバイル端末に人間と同じように空間と動きを把握する機能を持たせる」ことだという。
タブレットは最新のProject Tango端末としてリリースされる予定で、iFixitの記者らが分解用にその1台を入手した。
ちなみに、このタブレットは市販品ではなく、「モバイル3Dセンシングの未来を探求することに関心のあるプロの開発者」向けに提供される限定版開発キットだ。
その仕様は、かなり素晴らしいものだ。同タブレットは、7インチのHD 1920×1200(323ppi)タッチスクリーンディスプレイを搭載し、2.3GHzのクアッドコア「NVIDIA Tegra K1」プロセッサ(NVIDIA製タブレット「SHIELD」に搭載されているものと同じ)、4GバイトのRAM、128Gバイトのストレージを備え、ストレージは内蔵のmicroSDカードスロットによって拡張が可能だ。また、接続には、Wi-Fi、Bluetooth LE、4G LTEを採用している。
Project Tangoタブレットに内蔵のチップセットは次のとおりだ。
ただし、Project Tangoタブレットには、上記のチップ構成以上に特筆すべき点がある。それが、タブレットの「目」の部分だ。同端末は、前面に視野角120度のカメラ、背面には4MP RGB-IRカメラと170度のモーショントラッキングカメラを別個に備える。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
企業や自治体、教育機関で再び注目を集める
身近なメタバース活用を実現する
OMO戦略や小売DXの実現へ
顧客満足度を高めるデータ活用5つの打ち手
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
パナソニックのV2H蓄電システムで創る
エコなのに快適な未来の住宅環境