笑って、動き回って、あくびする--iPhone×エデュケーショナルロボット「Romo」

 世の中はロボットのブームがやって来ようとしている。ソフトバンクの「Pepper」が話題となったが、それよりもずっと低機能で価格も安く、コンパクトにまとまった体感型のエデュケーショナルロボットが今回試す「Romo」だ。iPhoneをRomoに合体させると、iPhoneの画面がちょうどロボットの顔になり、液晶画面には豊かな表情を表示して楽しませてくれる。

一緒に遊んで学習していくロボット

  • RomoにiPhone 5cのホワイトを装着したところ

 Romoは、iPhoneを装着し、専用アプリを起動すると動作するロボットだ。価格は税込み1万5660円で比較的安価だ。ロボットといっても、動く部分は無限軌道(いわゆるキャタピラ)のみで、iPhoneごと動き回る。アームなどは装備していない。

 装着可能なiPhoneはiPhone 4以降だが、後述するリモートコントロールなどを利用する場合は、プロセッサの処理速度の関係でiPhone 4S以降が求められる。また、装着コネクタの形状が異なるため、従来の30ピンコネクタとLightningコネクタのRomoが、それぞれ用意される。iPod touchも第4世代以降であれば使える。

 使ってみて思うのは、「Romoって何に使うんだ?」「Romoは何をしてくれるんだ?」などと考えて導入してはいけないということ。説明書きにも「体感型のエデュケーショナルロボット」とあるとおり、購入した状態では空っぽであり、そのRomoに命を与え、成長させながら一緒に過ごしていくというものとなる。

 力を抜いて向き合い、少しずつ成長を楽しむつもりで付き合っていくうちにしばらくすると愛着がわいてくるようになっている。

 そして、Romoの動きは想像よりも強力で素早く、ゴムの無限軌道を使って自在に動きまわる。この“素早く”というのも特徴で、机の上で何かをさせようものならばすぐに飛び出してしまうほど元気がいい。その後のミッションでも、あまり移動距離が短いとうまくいかないので、比較的広い場所で使用するのがおすすめだ。

  • Romo単体

  • 横からみたところ

  • Romoの正面。青い部分は前後とも光る

  • 裏面。充電はUSBのminiB。最近ではめずらしい。付属ケーブルを使うと出っ張らない

  • ラックとスプロケットが噛み合う

  • 結合部。Lightning仕様だが、iPhone 4Sに対応する従来コネクタ仕様のRomoも別途用意されている。ここにiPhoneの向きを示す矢印が刻まれているが、反対に差し込んでも反対向きで動作した

  • Romoの箱

  • Romoの同梱品。本体のほかは簡単な説明書とケーブル1本

  • クイックスタートガイドの記載はこれだけ!非常に簡単

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