ドコモ、開発者向けのAPIサイトを提供へ--音声認識など5種類

 NTTドコモは10月18日、開発者向けのAPI提供サイト「docomo Developer support」を11月11日に開設すると発表した。スマートフォン向けサービスやアプリの開発者に対して、同社が保有するAPIを提供する。利用料金は無料。

 当初は、電話機に向かって発声した音声内容をテキスト化する「音声認識」、画像に書かれている単語とその位置を認識する「文字認識」、会話文のテキストをもとに雑談エージェントによる自然な応答をテキストで返せる「雑談対話」、質問文のテキストをもとに、データベースやサイト検索で用意された回答をテキストで返せる「知識Q&A」、ドコモ環境センサーネットワークで観測した全国の環境情報(気温・降水量)を取得できる「環境センサー」の5つのAPIを提供する。

 たとえば、ドコモのスマートフォン向けの音声エージェントサービス「しゃべってコンシェル」には、音声認識や知識Q&A、雑談対話のAPIが使われているという。

1000万ユーザーを達成している「しゃべってコンシェル」 1000万ユーザーを達成している「しゃべってコンシェル」
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 ドコモは、このサイトを通じてAPIを積極的に開放することで、サービス開発者とのパートナーシップを形成し、スマートフォン向けサービスやアプリの充実を目指すとしている。今後は、SDKなどの開発支援ツールを提供するほか、技術に関する問い合わせ窓口も設ける予定だ

 また、同社はドコモクラウドとして提供している「ドコモ電話帳」「フォトコレクション」「データ保管BOX」のデータに、ドコモ以外のアプリなどからアクセスできる「ドコモクラウドAPI」を5月から別途提供しており、将来的にはこれらのAPIもdocomo Developer supportに集約していきたいとしている。

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