子ども向け1万4999円のタブレット--トイザらス「MEEP!」レビュー

エースラッシュ2013年05月04日 08時00分

 2012年秋にOregon Scientificが米国で発売して以来、世界各国で販売されてきた子ども向けAndroidタブレット「MEEP!」が、日本トイザらスから発売される。価格は1万4999円で、タブレットの中では低価格といえる。標準でペアレントコントロールが用意されており、子どもに安心して持たせられる端末として作られたもの。

  • カラフルなシリコンカバーつきの「MEEP!」

 本体カラーはオレンジ、ブルー、ピンクの3種が用意されているが、これは本体に付属するシリコンカバーの色だ。比較的厚めのシリコンカバーがしっかりと前後に回り込んで取り付けられており、不用意に外れてしまうということはない。子どもが少々落としたくらいでは本体に影響が出ないつくりだ。横持ちした時の両手がかかる部分がちょうどシリコンカバーになるため、グリップも安定する。

 7インチワイドディスプレイを搭載した本体のサイズは、高さ約140mm×幅約219mm×奥行き約28mmで、重さは約450g。両手で持って使うのにはちょうど良い大きさだ。ディスプレイ解像度は800×480で、もちろんタッチ操作に対応している。

  • カバーをはずした本体はシンプルな白一色だ

 タッチスクリーンは、素手や専用のタッチペンである必要はなく、手袋をした手や筆のような柔らかいものでも利用できる。これは、一般的なスマートフォンなどで採用されている静電容量式ではなく、Neonodeの「zForce」を搭載しているためだ。赤外線方式のタッチパネルにより、何かが触れているかどうかだけを判別する。

 また、感圧式のように強く押す必要もない。タッチデバイスの入門としては子どもにも扱いやすいのではないだろうか。ホームボタンなどは画面内に表示されており、ハードウェアボタンがないため誤操作も少なそうだ。

  • 上面端にスライド式の電源スイッチがある

 起動すると、左右に半円のメニューアイコンが表示される。左はチャットを中心とした「コミュニケーションメニュー」、右はゲームやブラウザが利用できる「プレイメニュー」だ。半円部分をタッチすると逆側の半円が消え、タッチした側の半円の周りにアイコンが表示される。インターネット、YouTube、カメラといった機能を使うためのアクセスはここからだ。またゲーム、ムービー、音楽、E-ブックスに関しては、あらかじめある程度のコンテンツが入っている。ただし各機能の利用可否や利用時間はペアレンタルコントロールで指定できるため、メニューがあるから全部使えるというわけではない。

  • 画面下側にマイクが埋め込まれている

  • 画面上に30万画素のカメラが埋め込まれている

  • 下側にヘッドフォンジャック、マイクジャック、電源コネクタ、miniUSBポート、HDMIポートが並ぶ

  • 背面にはスピーカがある

  • カバー下の左側にmicroSDカードスロットも装備

  • 左がコミュニケーションメニュー、右がプレイメニューを起動するための半円

  • 半円の周りに表示されるアイコンをタッチで回転させて選択する

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