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グーグル、「Android」用SDKのベータ版を公開
Googleは米国時間8月18日、携帯電話プラットフォーム「Android」のソフトウェア開発キット(SDK)で初めてとなるベータ版を公開した。これは、「オープンな」携帯電話テクノロジの実現を目指す同社にとって重要な第一歩だ。
オープンソースの携帯電話向けAndroidソフトウェアの大規模なスタック構築を目的とした、34社が加盟するOpen Handset Allianceを率いるGoogleは、SDKのプレビュー版を2007年11月にすでに公開している。しかし、新たにベータ版SDKを公開することによって、同社はプログラマーらに対し、2008年末に出荷予定のAndroid搭載携帯電話で動作するソフトウェアの本格的な開発を開始できると呼びかけている。ただし、このベータ版は互換性を完全に確保するにはいたらなかったようだ。
「今回はベータ版であるため、このベータ版で開発したアプリケーションは、製品版のAndroid 1.0を実行する携帯電話との互換性を完全には保てない場合がある」と、Googleの開発者支援を担当するDan Morrill氏はブログの中で述べている。
新しいSDKで変わった点としては、携帯電話用の新しいホーム画面が追加されたほか、カメラ、音楽再生、アラーム設定、写真表示、さらにはショートメッセージサービス(SMS)やマルチメディアメーセージサービス(MMS)のメッセージなどを制御する新しいアプリケーションがいくつか追加された。
Androidを搭載する話題の携帯電話、HTC製の「HTC Dream」は2008年第4四半期に出荷される予定だ。
Googleは、5月の時点でAndroid用の新しいSDKの公開が近いことをほのめかしていたが、実際には、今回の公開までは、Androidのプログラミングコンテストに勝ち残った人たちにしかSDKを公開していなかった。「Android Developer Challenge」と名付けたこのコンテストは、総額1000万ドルの賞金を用意して、プログラマーの開発作業の活性化を試みているものだが、同社は18日、2回目のコンテストを2008年末に発表することを明らかにし、「ハードウェアが使用できるようになったら、開発者たちにとっては、完成度の高いアプリケーションを開発するチャンスとなるにちがいない」と説明した。
Googleの狙いは、数多くのアプリケーションが実行できるようにAndroid搭載の携帯電話をオープンなものにすることであり、承認を受けた比較的限られた数のパッケージ製品しか利用できないように門戸を閉ざそうとは考えていない。しかし、この目的を実現する重要な第一歩は、プログラマーがコードを書けるように支援することだ。まさにそれがSDKの役割であり、その一例として、Android搭載携帯電話の実機がなくてもAndroidアプリケーションを実行できるソフトウェアエミュレータが搭載されている。
しかし、Androidのアプリケーションプログラミングインターフェース(API)について言えば、いくつかの重要な機能が今回の新しいAPIから削除されている。「Bluetoothのオープンソースプロジェクト自体におけるAPIの重大な変更や、一部プロファイル実装の認証を受けるスケジュールの関係から、包括的なBluetoothのAPIは不可能となり、Android 1.0へも搭載されない」とGoogleは語った。
また、インスタントメッセージング(IM)のAPIである「GTalkService」も削除された。「携帯電話の『外部』から任意のデータを受け付けることにはセキュリティ上のリスクが伴うため、GTalkServiceのデータメッセージング機能はAndroid 1.0に搭載しない予定だ」とGoogleは述べている。ただし、Googleのサーバーに接続して「Google Talk」のIMを利用することはできるという。
「こうした変更が、先行のプレビュー版SDKを利用していた多くの開発者に影響を与えることになるのは承知しており、不便をかける結果になってしまったことを大変申し訳なく思っている。われわれとしては、今後のバージョンのAndroidプラットフォームで、これらの機能の一部またはすべてを復活できるようにしたいと望んでいる」と、Googleはリリースノートに記している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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