15時間の行列で手に入れたiPhone 3Gファーストインプレッション--ソフトバンクモバイル「iPhone 3G」 - (page 3)

ソフトバンクモバイル
内容:7月10日深夜からSoftBankショップ表参道店の行列に並び、念願のiPhone 3Gを手に入れた。日焼けの後が少ししみるが、手元にあるiPhone 3Gを眺める楽しさとこれから待ち受けている体験を考えるとあまり関係のないことなのである。

まず、電話をしてみよう

  • ダイヤルキーから番号を入力して電話をかける

 iPhoneは「phone」なので、電話をまずしてみようと思う。iPhoneを購入当初は電話帳には何も入っていない状態だ。SoftBankショップでは既存の端末からのメモリコピーにも対応しているが、iTunesを経由して電話帳を同期しようと思っているユーザーにとっては、特に急いでケータイからメモリを写す必要はない。

 そのため初めての通話は、ダイヤルキーから番号を入力して電話をかける、という動作になった。ホームスクリーンの一番下の段にある「電話」をタッチすると、電話のメニューが開く。ダイヤルするには「キーパッド」をタッチして、テンキーを画面に表示させ、ダイヤルを打つだけだ。

 もし電話帳が入っていれば、「連絡先」をタッチしてダイヤルしたい相手を選べばよいし、過去の通話履歴や不在着信から電話する場合は「履歴」をタッチすればよい。

SMSを送ってみよう

  • iChatのように吹き出しでメッセージが表示される

 通話の次にすぐに試せる機能はSMSだ。日本では「@」付きのケータイで扱うe-mailが主流だが、実はSoftBankのケータイ同士では、電話番号でメールや画像などを送信するSMSとMMSの仕組みでメールが交わされている。iPhoneではそのうち、SMSの部分を「SMS」アプリで利用することができる。

 SMSの画面を開くと、まるでチャットログのように相手と最新のメッセージのサムネイルが表示されている。メールのやりとりが、相手毎にスレッドとしてまとめられ、スレッドを開くとiChatのように吹き出しでメッセージが表示される仕組み。

 SMSはシンプルに文字で交わすケータイ上でのチャットのように利用できるが、まさにiPhoneで扱うSMSはチャットのインターフェイスで利用することができるようになっている。

劇的に改善された日本語入力

  • 劇的に改善された日本語入力

 気になる日本語入力は、劇的に改善された。iPod touchで利用することができた日本語入力は、フルキーボードが小さく表示され、予測変換の候補を選んで入力するという仕組みだった。この小さいフルキーボードが利用しにくく、不評だったポイントだ。

 iPhone 3Gでは、同様にフルキーボードから日本語入力が可能だが、予測変換候補の領域は廃止され、大きなフルキーボードを使うことができるようになった。変換候補は文字を入力している部分に4つずつポップアップし、更に候補を見たければ画面一杯に表示される候補を指でスクロールして選べる方式に変わった。変換の動作も効率的になり、非常に使いやすい日本語入力に進化した。

 しかしこれでは片手で文字入力ができないではないか、と今までのケータイと比較して不便を感じるユーザーもいるかもしれない。そこでiPhone 3Gでは、テンキーから入力するモードも用意した。これはまさに日本人が今まで行ってきた「ケータイでの文字入力」をそのまま行うことができる方式で、「あいしてる」と入力する場合は「1 11 33 4444 999」と打ち込めば良い。変換候補の表示の仕方はフルキーボードと同様だ。

  • ダイヤルキーを長押しすると、その数字の行のひらがなが花びらのように開く。新たな入力方式も備わっている

 さらにテンキー入力では、ダイヤルキーを長押しするとその数字の行のひらがなが花びらのように開いて、指をスライドさせてひらがなを選ぶ入力方式も備わっている。まだ慣れないが、iPhone 3Gならではのスムーズな文字入力方式になるかもしれない。

 とはいっても、両手で使えるなら、僕の場合はやはりフルキーボードからの入力の方が他の方式よりも早く利用できる。ぜひ皆さんも自分の好みの入力方式を選んでみてほしい。

ビジュアルボイスメールやカメラ、Mobile Meなどはまた続編として後日お届けする。

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