EM・ONEはノートパソコンの夢を見るか？（前編）--イーモバイル「EM・ONE」 - (page 8)

OMI2007年05月25日 20時58分

シャープ

内容：2007.3.31からサービスを開始した“第4の携帯キャリア”である、新規参入業者イー・モバイル。開業と同時に発売されたのは、PDAタイプの「EM・ONE（型番：S01SH）」とPCカード型の「D01NE」の2機種。今回お送りするレビューでは、注目度が高い「EM・ONE」について、使い込んでみた感想を交えて紹介していこう。

マルチメディア機能

　本機にはWindowsで利用されている「Windows Media Player（以下 WMP）」のWindows Mobile版が標準で搭載されている。このアプリを利用することによって、映像や音楽といったマルチメディアコンテンツを楽しむことができる。詳しい活用法は、後日掲載の後編の記事に譲るが、パソコンで同アプリを利用している人にはなじみ深いインターフェースなので、大きく戸惑うことはないだろう。

　対応しているフォーマットは、音声ではmp3、WMA、ASF。映像ではWMV形式を再生可能である。

　パソコン版WMP上で変換した音声データであれば、そのままデータを転送するだけで利用することが可能となっている。

　「ライブラリ再生」「リピート再生」「ランダム再生」などといった、基本機能はキッチリと押さえてあるので、十分実用に耐えるだろう。

　ただ、一般のプレイヤーで採用されているような「イコライザー機能」が搭載されていないため、音楽の内容に合わせて音種を変更できないことには不満を感じている。

本体内にあるデータを検索して、ライブラリとして登録可能。PC版で作成したライブラリデータをリンクさせることも可能だ
再生画面。パソコン版を利用している人は違和感なく利用可能。また、WMV形式の動画の閲覧も可能。ネット上にある動画無料サイトなどは、一部を除き再生することができないのが残念だが、ネットラジオなどの音声コンテンツは単体で視聴が可能なものが多い