FOMAハイスピードの使い勝手は?--NTTドコモ「F903iX HIGH-SPEED」 - (page 4)

NTTドコモ
内容:NTTドコモから2月20日、富士通製のHIGH-SPEED対応携帯電話「F903iX HIGH-SPEED」が発売された。HIGH-SPEED対応携帯電話は、「FOMAハイスピード」と呼ばれる新しい通信方式に対応しており、これまでのW-CDMA方式と比べて、送信時は最大約6倍、受信時には最大で約10倍の速さの通信が可能になるのが大きな特徴だ。

 この「FOMAハイスピード」通信方式は、対応するエリア内のみで使える。現在のエリア状況は全国人口カバー率約70%で、2007年度末までにはカバー率90%以上を予定している。

  • ボタン配列はF903iと同じ。ダイヤルキーなど電話機能用のボタン以外は、デザインに合わせて角型に変更された

  • 暗がりでも見えるようにライトが点灯

  • F903iではオレンジ色のライトだったが、シャープなフォルムによく合うブルーになった

フルスペックを使いこなせるかが購入の鍵

 本体サイズについては、F903iX HIGH-SPEEDの幅が1mmだけ狭くなっただけだが、エッジを利かせたデザインのせいもあり、見た目ではすっきりとスリムになったような印象を受ける。

 フォルムの変更で便利になった点で、F903iで「ヨコスイング」で隙間にほこりが溜まりやすいという難点が解消されたことがある。F903iX HIGH-SPEEDではスイング部分が直線的になって掃除がしやすくなった。些細だが、これも改善点といえるかもしれない。

 筆者が2週間ほど試した感触では、外出時にPC向けのサイトをケータイで見る人には、利用環境が良ければ「サイトの表示待ち」のストレスがかなり軽減できると実感した。ヨコスイングのマルチウィンドウも、フルブラウザで画面を有効に表示できる。また、大容量で音楽や動画が楽しめるので、外出時に音楽プレーヤーの代わりにもなる。

 フルブラウザはあまり使わない、動画や音楽はiPodなどを利用している人にとっては、これほどのハイスペック機種は必要ないだろう。しかし、ケータイ1台で音楽やネットサーフィンなど、マルチに活用したい人には、お勧めしたい機種だ。ただし、バッテリーの消費がF903iよりも若干早いので、マメに充電するのをお忘れなく。

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