この「FOMAハイスピード」通信方式は、対応するエリア内のみで使える。現在のエリア状況は全国人口カバー率約70%で、2007年度末までにはカバー率90%以上を予定している。
本体サイズについては、F903iX HIGH-SPEEDの幅が1mmだけ狭くなっただけだが、エッジを利かせたデザインのせいもあり、見た目ではすっきりとスリムになったような印象を受ける。
フォルムの変更で便利になった点で、F903iで「ヨコスイング」で隙間にほこりが溜まりやすいという難点が解消されたことがある。F903iX HIGH-SPEEDではスイング部分が直線的になって掃除がしやすくなった。些細だが、これも改善点といえるかもしれない。
筆者が2週間ほど試した感触では、外出時にPC向けのサイトをケータイで見る人には、利用環境が良ければ「サイトの表示待ち」のストレスがかなり軽減できると実感した。ヨコスイングのマルチウィンドウも、フルブラウザで画面を有効に表示できる。また、大容量で音楽や動画が楽しめるので、外出時に音楽プレーヤーの代わりにもなる。
フルブラウザはあまり使わない、動画や音楽はiPodなどを利用している人にとっては、これほどのハイスペック機種は必要ないだろう。しかし、ケータイ1台で音楽やネットサーフィンなど、マルチに活用したい人には、お勧めしたい機種だ。ただし、バッテリーの消費がF903iよりも若干早いので、マメに充電するのをお忘れなく。
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