ウェブブラウズを快適にしている機能は、画面の縮小表示だ。ウェブページを表示させた状態から「画像ズームアウト」を選んでいくと、画面を縮小して表示できる。多少縮小しても文字が読めることもあり、320×240ドットの表示にもかかわらず同等の解像度を持つ他の携帯電話のフルブラウザよりも使いやすい印象だ。
同じQVGAの領域に表示していることに違いはないのだが、「E61」が見やすく感じるのは、インターフェースが優れていることもある。たとえば、ページの戻る、進むでは、ページのサムネイル画像が左右に表示され、戻ったページと進んだ先のページのどちらのイメージを確認できる。
ページ内のスクロールをする際も、画面全体のサムネイル画像がでて、その中で現在の表示範囲が赤枠で表示されるなど、画面表示範囲が狭いながらも、全体を把握しながら閲覧できることで、その狭さを感じさせない工夫が見られる。
「E61」はスマートフォンと呼ばれるだけあって、WordやExcel、PowerPointのファイルを閲覧だけでなく、作成もできる。その際、便利なのがキーボードがあること。パソコンなどで文書を打ち込むのに近い感覚で文字が入力できるだけでなく、日本語予測変換が付いているので、文字をすべて打ち込むことなく文章が入力できる。
また、閲覧するファイルもメールなどで受信したファイルだけでなく、miniSDメモリーカード内のフォルダについても参照できる。miniSDカードは“NOKIA”マークが付いた64Mバイトタイプが付属しているため、大容量の必要がなければ別途miniSDカードを買う必要はない。64Mバイトもあればオフィス文書程度であれば収録できるからだ。それでも、より多いデータを持ち歩きたいなら、通常のSDメモリーの上限である2Gバイトタイプまで対応する。
そのほか、テキスト文書については、オフィスの文書作成機能を使わなくても、E61にはテキストエディタを搭載している。外で思いついたときに、ささっと文書を作成するといった用途にすぐに対応できる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
OMO戦略や小売DXの実現へ
顧客満足度を高めるデータ活用5つの打ち手
パナソニックのV2H蓄電システムで創る
エコなのに快適な未来の住宅環境
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
企業や自治体、教育機関で再び注目を集める
身近なメタバース活用を実現する