QWERTYキーボードがついた“携帯電話”--Nokia E61 - (page 3)

ノキア
詳細:フルキーボード搭載
内容:ノキア・ジャパンからQWERTYキーボードがついたスマートフォン「E61」が登場した。通話のほか、メール、スケジュール、オフィス文書の操作などができる。スマートフォンと名のつくものの、他のスマートフォンよりも“携帯電話”らしい形におさまっている。SIMロックなしのため、ソフトバンクモバイル(旧ボーダフォン)、NTTドコモのネットワークで利用できるのも特長だ。

縮小表示を駆使すれば、ウェブブラウズも苦にならない

  • 通常サイズで表示させたCNETのトップページ

 ウェブブラウズを快適にしている機能は、画面の縮小表示だ。ウェブページを表示させた状態から「画像ズームアウト」を選んでいくと、画面を縮小して表示できる。多少縮小しても文字が読めることもあり、320×240ドットの表示にもかかわらず同等の解像度を持つ他の携帯電話のフルブラウザよりも使いやすい印象だ。

 同じQVGAの領域に表示していることに違いはないのだが、「E61」が見やすく感じるのは、インターフェースが優れていることもある。たとえば、ページの戻る、進むでは、ページのサムネイル画像が左右に表示され、戻ったページと進んだ先のページのどちらのイメージを確認できる。

 ページ内のスクロールをする際も、画面全体のサムネイル画像がでて、その中で現在の表示範囲が赤枠で表示されるなど、画面表示範囲が狭いながらも、全体を把握しながら閲覧できることで、その狭さを感じさせない工夫が見られる。

  • 左下の「オプション」から縮小表示の画像ズームアウトを選ぶ

  • 表示範囲が広がった。画像が少し圧縮されているが、ウェブサイトによっては実用上支障のないところも多い。

  • 「戻る」と「進む」はサムネイル画像から選べるので、移動も便利だ。

MSオフィスのファイルの閲覧だけでなく作成も

  • 「メニュー」→「オフィス」から、Docum.、Sheet、Presentat.のどれかを選び、ファイルを表示したり、作成することが可能。

 「E61」はスマートフォンと呼ばれるだけあって、WordやExcel、PowerPointのファイルを閲覧だけでなく、作成もできる。その際、便利なのがキーボードがあること。パソコンなどで文書を打ち込むのに近い感覚で文字が入力できるだけでなく、日本語予測変換が付いているので、文字をすべて打ち込むことなく文章が入力できる。

 また、閲覧するファイルもメールなどで受信したファイルだけでなく、miniSDメモリーカード内のフォルダについても参照できる。miniSDカードは“NOKIA”マークが付いた64Mバイトタイプが付属しているため、大容量の必要がなければ別途miniSDカードを買う必要はない。64Mバイトもあればオフィス文書程度であれば収録できるからだ。それでも、より多いデータを持ち歩きたいなら、通常のSDメモリーの上限である2Gバイトタイプまで対応する。

 そのほか、テキスト文書については、オフィスの文書作成機能を使わなくても、E61にはテキストエディタを搭載している。外で思いついたときに、ささっと文書を作成するといった用途にすぐに対応できる。

  • エクセルで作成したファイルを表示可能

  • ワードの文書も表示できる。フォントサイズやカラーも再現している

  • 入力では予測変換機能が使えるため、使い込めば少ない入力で文書作成も可能。

  • パワーポイントのプレゼンファイルも表示できる。

  • スケジュールも設定できる。

  • 電卓機能は、入力履歴もわかるために計算誤りがわかりやすい。

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