無線LANを搭載したコミュニケーションマシン--mylo(マイロ) - (page 4)

ソニー
COM-1
内容:ソニーから、小型のパーソナルコミュニケーター「mylo」が登場した。無線LANを搭載し、Skype、Google Talkなどのコミュニケーションツールと、ウェブブラウザ、音楽再生、静止画・動画ビューワーが搭載されているだけのマシンだ。大きさも携帯電話をひと周りほど大きくした程度で、スライドの式のキーボードを備えている。

実はSkype受話器としても有効なマシン

 ウェブブラウズのほか、SkypeやGoogle Talkの端末としても使うことができる。myloの性格からいえば、むしろこっちが本流の使い方ともいえる。

 Skypeのソフトウェアはすでにプリインストールされ、SkypeのIDとパスワードを設定すればすぐに利用できる。本体には「マイク・着信スイッチ付接続コード」が同梱され、ヘッドホンと併用して通話もできるのだが、それを使わなくても本体にもマイクとスピーカーがあり、受話器のようにmyloをつかんでも通話ができる。

 着信があれば、本体の右の半透明のリングが青色に点滅し、スピーカーの音量を切っていても着信がわかるようになっている。携帯電話のようにバイブレーターまでは装備していないのは残念だ。また、通話だけでなくキーボードを使ったチャットもできる。

 Gooogle talkについてもSkypeと同様、通話やチャットがたのしめる。

  • Skypeもプリンストールされる

  • Skype名を入れればすぐに相手に接続できる簡便さはSkypeそのもの。登録すればSkypeアウトも可能

  • ログインしていれば着信も可能だ

  • 着信時は右下の部分が青く光る

  • ヘッドホン接続用のケーブルの先には、マイクも内蔵し、通話もできるようになっている

  • 本体の右横にはマイクが搭載される

  • 反対の左側にはスピーカーがあり、ちょうど本体を受話器のように持って使える


テキスト打ちマシンとしてもGood!

 ここまでみてきたmyloの使い道は、すべて無線LANでインターネットに接続された状態ので利用できるサービスだ。ネットで何か情報を見たり、メールの送受信をする場合でも、ウェブブラウザからメールを扱うといった具合だ。

 しかし、これがオフラインになってしまうと、何もできなくなってしまう。ウェブ上のメーラーを使う場合は、つながっている状態でウェブメーラーのページを表示させ、その中のボックスにテキストを打たなければならないからだ。

 そこで、myloにはテキストエディタが搭載されている。これで、思い立ったときにいつでも文書をしたためることができるのである。もちろん、コピー&ペーストで書きためた文章をウェブメーラーの画面に貼り付けることが可能。ブログやSNSへの書き込みも同様にできる。

 ここまで小さいマシンで、QWERTY配列のキーボードがあれば、携帯電話よりも文章を書いてみようと思う人もいるはず。その上、日本語入力は携帯電話と同じ予測変換搭載なので、逆にPCよりも早く打ててしまう可能性だってある。

  • “Text”はトップメニューからすぐに入れる。ここでテキスト入力ができ、ファイルとして保存できる。入力に応じて予測変換候補が下に表示される

  • QWERTY配列のキーボード。日本語入力は「Fn」キーを押しながらスペースを押してモードを切り替える

  • キーは決して大きいとはいえないが、両手の親指でタッチする程度なら必要十分なサイズだ

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