Adobe Marketing CloudがVRとARに対応--バーチャルコンテンツの収益化をサポート

 アドビ システムズは5月20日、Adobe Marketing CloudにVRとARの機能を追加したと発表した。

 Adobe PrimetimeのVR/AR機能を拡張し、広告挿入、DRM機能、動画再生機能を新たに追加。Adobe Marketing Cloudの機能と統合することで、ブランド企業はAdobe Analyticsを活用できるようになる。

 その結果、ユーザーアクティビティの詳細な測定や実用的なインサイトの獲得を実現。ユーザーの期待に沿っているか、好みに合わせてパーソナライズされた体験が提供できているか確認できる。

 アドビでは、4月にAdobe Premiere Proの新機能追加を発表しており、コンテンツの構想、制作、編集、配信、再生、コンテンツ保護、収益化、測定などの面でコンテンツプロバイダーをサポート。360度の映像を編集できる「フィールドオブビュー」モデルを採用することで、VR映像のワークフローを強力にサポートする。

 さらに、ARソフトウェア開発キット「Wikitude」と提携。PhoneGap Developer Appのユーザーは、没入型ARプロジェクトの制作に対応することができる。画像認識、画像トラッキング、位置情報を活用した拡張現実、3Dレンダリングおよび、アニメーションといった機能が利用可能だ。

Adobe Primetimeの新機能
Adobe Primetimeの新機能

 当初は、Samsung Gear VRとGoogle Cardboardに対応。その後、Oculus RiftとHTC Viveもサポートする予定だ。

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