サイバーエージェント、人工知能を研究する「AI Lab」を設立

 サイバーエージェントのアドテクノロジ分野におけるサービス開発をするアドテクスタジオは1月19日、アドテクノロジ事業の拡大とより最適な広告配信技術の研究・開発を目的として、人工知能や機械学習を研究する「AI Lab(エーアイ ラボ)」を設立したと発表した。

 同社によると、近年注目を集めている「人工知能(AI)」を活用したビジネスは、ECのレコメンド機能の活用など、IT領域を中心に増加しているという。このような背景のもと、アドテクノロジの広告配信技術の研究や開発を目的に設立したAI Labでは、2月から、アドバイザーとして東京大学の佐藤一誠氏を招聘し、広範囲な人工知能や機械学習技術の応用を進めているそうだ。

 佐藤氏はデータマイニングや機械学習分野の代表的な国際カンファレンス「KDD」「ICML」「NIPS」などに恒常的に登壇する、AI分野のリサーチャー。現在は東京大学大学院新領域創成科学研究科で、人工知能や機械学習、データマイニング分野の研究に従事している。

 AI Labは今後、佐藤氏とともに最先端の人工知能や機械学習について研究し、その研究成果をアドテクノロジへと応用することで、付加価値の高い広告プロダクトの開発に努めるという。また、企業とユーザーをOne to Oneで結び、最適なタイミングで最適な情報を届ける広告配信技術の実現を目指すとしている。

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