ネット調査による「格安スマホ」認知率は9割弱--マイボイスコム発表

 マイボイスコムは5月27日、「格安スマホに関するアンケート調査」の結果を発表した。

 同調査は、2015年5月1~7日に実施され、調査対象は「MyVoice」のアンケートモニタ1万1760人。格安スマホ(端末とSIMカードのセット販売)についての認知について、その認知率は88.5%となったという。

 内訳として、「知っている」が39.2%、「名前を聞いたことがある程度」が49.3%、「知っている」の比率は男性の方が高く、男性10~40代では5割を超す結果となった。なお、女性では低年代層ほど高い傾向がみられた。また、スマートフォンのみの利用者では4割強、携帯電話・スマートフォン併用者では7割強が認知している。


 格安スマホ・格安SIMカード利用状況をみると、格安スマートフォン・格安SIMカードのいずれかを利用している人は、スマートフォン利用者の20%弱だった。

 「スマートフォンの端末と格安SIMカードのセット販売のもの」が5.1%、「格安SIMカードを購入、端末は所有スマートフォンを利用」と「格安SIMカードを購入、端末は新しく購入したSIMフリースマートフォンを利用」はそれぞれ2.8%、「格安SIMカードを購入、端末は中古で購入したスマートフォンを利用」が1.4%となっている。


 格安スマホの購入場所については、「インターネットショップ」「家電量販店」「携帯電話専門ショップ」がそれぞれ20~30%となり、「スーパー」が14.1%という結果だった。男性の場合、インターネットショップを利用しての購入が多く、特に40代以上では40%を占めた。一方で女性は、「家電量販店」「携帯電話専門ショップ」と店舗で購入する人が多い。

 なお、利用している格安スマホは、「イオンスマホ」(18.6%)が1位で、「BIGLOBEスマホうれスマ」「NTTコムストア」「楽天モバイル」と続く。

 格安スマホの利用意向については、利用意向者は20.9%、非利用意向者は37.1%となった。利用意向者は男性が多く、10~40代では30%弱。

 また、スマートフォンのみの利用者では20%強、携帯電話のみの利用者では20%弱、携帯電話・スマートフォン併用者では50%弱となった。格安スマホの利用者は60%強、格安SIMカード利用者は70~80%強、いずれも利用していない人では20%弱となっている。

 利用意向者の選定重視点としては、「月額利用料金」「本体価格」が上位を占め、「通信速度の速さ」「データ通信容量の上限」「電話番号が引き継げる」「無料Wi‐Fiが利用できる」「バッテリーの持ち時間」「料金プランが豊富」などが続く結果になった。

 特徴として、女性は「電話番号が引き継げる」「アフターサービス」を重視する人が多く、男性を約10~12ポイント上回り、「データ通信容量の上限」は低年代層で多い傾向がみられた。

 また、スマートフォン利用者では「データ通信容量の上限」、携帯電話利用者では「本体価格」の比率が他の層より高くなっている。

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