Facebookは、TheFindを買収し、オールラウンドな複合ソーシャル企業への道を邁進し続けている。
カリフォルニア州マウンテンビューを拠点とする新興企業のTheFindは2006年に設立され、流行に敏感なインターネットユーザーを主なターゲットとして、小売関連の検索と発見に重点を置いたEコマースプラットフォームを構築した。
ソーシャルショッピングにおけるTheFindの競合相手としては、POPSUGAR傘下のShopStyleやFancyなどがあり、後発のPinterestも、独自のダイレクトEコマースチャネルをますます成長させている。
TheFindも、ここ数年にわたってモバイルファースト戦略を重点的に推し進めており、スマートフォンおよびタブレット向けアプリ上で買い物客とのつながりを強化してきた。
過去数四半期の決算報告に見られるとおり、Facebookがモバイルでの売り上げを伸ばし、モバイルへの依存度が高まっている現状を考慮すると、TheFindの企業風土は新たな親会社となるFacebookとよく似ている。
TheFindチームは米国時間3月13日、同社のサイトで買収を認めた。買収の金銭的条件は明らかにされていない。
ただし、TheFindの従業員すべてがFacebookに移籍するかどうかは不明だ。
TheFindの発表では、「チームの主要メンバーが(Facebookに)加わる」とのみ述べている。
カリフォルニア州メンローパークにあるFacebookの本社に移るTheFindのチームメンバーは、Facebookの広告部門に所属し、関連広告やコンテンツ連動型広告の配信改善を担当することになる。
スタンドアロンの検索エンジンとしてのTheFindは、今後数週間以内に終了する予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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