Facebook、「Sponsored Stories」広告を4月で終了

Richard Nieva (CNET News) 翻訳校正: 矢倉美登里 吉武稔夫 (ガリレオ)2014年01月10日 11時00分

 Facebookは、問題になっていた「Sponsored Stories」(スポンサー記事)広告を終了することを、開発者向けのブログ投稿で発表した

 「既存のドメインおよび『Open Graph』のSponsored Storiesは、米国時間4月9日以降配信を停止する」と発表には書かれている。

 Sponsored Storiesは、ユーザーの目に留まりやすくするために料金を支払っているブランドに対して友人が関わった際に、ユーザーのニュースフィードに表示される。例えば、ある小売企業のページに対して「いいね!」をクリックした場合、その企業の広告の1つが友人のニュースフィードに表示される可能性がある。

 このシステムは2011年初めに開始されて以来、Facebookに問題をもたらしてきた。Facebookがユーザーの適切な承諾を得ずに名前やプロフィール画像を使用したとして、2011年には集団訴訟が提起された。同社は最終的に2000万ドルもの大金を支払って和解している。

 配信停止については、Facebookが広告製品を合理化すると発表した2013年6月に、すでに兆しがあった。米CNETへのコメントで、Facebookは広告プラットフォームの変更によってSponsored Storiesが不要なものになったと述べている。

 2013年6月に発表した通り、当社はSponsored Storiesの最大の利点であるソーシャルコンテクストを、全ての広告に対して提供する。このアップデートによってSponsored Storiesは不要なものとなるため、当社はこれを今後マーケター向けの個別の広告ユニットとしては提供しない。ソーシャルコンテクストは、これからもあらゆる広告と組み合わせて適切な場所に表示していく。Facebookのソーシャル広告は、ユーザーが選ぶオーディエンスに敬意を払っているので、すでに表示されていない広告のソーシャルコンテクストの情報を目にすることはない。


Sponsored Storiesの例
提供:Facebook

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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