スマートフォン世界出荷台数で「Android」の市場シェアが初めて80%を突破した。
IDCは米国時間11月12日、新たに「Worldwide Quarterly Mobile Phone Tracker」を発表した。この調査結果には、2013年第3四半期の世界市場における全スマートフォンの出荷台数が詳しく記されている。それによると、同四半期に出荷されたスマートフォンは合計2億6110万台で、そのうち81%をGoogleの「Android」搭載スマートフォンが占めた。Strategy Analyticsが10月に公表した調査結果でもこれとほぼ同じ数字が明らかにされており、Androidは第3四半期の世界のスマートフォン市場で81.3%のシェアを獲得したとしていた。
自社製デバイスにAndroidを搭載しているスマートフォンメーカーはいくつか存在する。そうしたベンダーのうち、最も高い市場シェアを獲得したのはサムスンだ。「GALAXY S4」の製造元である同社は、第3四半期のAndroid搭載スマートフォン出荷台数で全体の39%を占めた。その他のベンダーについては、多くが1桁台か、それ未満のシェアにとどまっている。
今四半期はGoogleとして満足のいく結果になったことは間違いないが、Microsoftにとっても喜ばしい結果となった。同四半期の「Windows Phone」出荷台数は前年同期比で156%増となった。Windows Phone市場は全体の5%未満と依然として小さいものの、今回の数字は同スマートフォンを購入する人々が急速に増えていることを実際に示すものだ。
Windows Phoneの場合、Nokia製の端末が選ばれているようだ。第3四半期に出荷された全Windows Phoneの実に93.2%がNokia製だった。
また、第3四半期におけるスマートフォンの総出荷台数は前年同期比で39.9%増となった。IDCによると、低価格の携帯端末に対する需要の拡大に伴って、スマートフォンの平均的な販売価格はこのところ低下しているという。
一方、Appleは第3四半期に市場シェアの12.9%を占めた。この数字は2012年から1.5%減となっている。とはいえ、同社の2013年第3四半期の出荷台数は3380万台と、前年同期の2690万台より増加した。IDCは、今回のAppleの市場シェアの減少について、9月に「iPhone 5s」「iPhone 5c」「iOS 7」のリリースを控えた直前の数週間で需要が軟化したことに一部起因する可能性があるとしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
企業や自治体、教育機関で再び注目を集める
身近なメタバース活用を実現する
パナソニックのV2H蓄電システムで創る
エコなのに快適な未来の住宅環境
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス