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Gmailの5年後--プロダクトマネージャーが語る「さらなる変化」 - (page 4)

文:Stephen Shankland(CNET News.com) 翻訳校正:川村インターナショナル 2009/04/15 07:30

--JavaScriptの向上によって、UIに抜本的な変更を加えられると期待していますか。

Jackson氏:UIを抜本的に変更することを可能にするものが、いくつかあります。1つはまさに、わたしたちの新しいモジュール型のインフラストラクチャです。これにより、さまざまなUIや実験的なUIの開発が大幅に早くなります。それは、変化を加速することになります。また、ブラウザの改善と高速化が進む中、ブラウザには従来不可能だったデスクトップへの拡張など、ユーザーの興味を引く可能性のある機能がほかにもあれば、非常に多くのイノベーションを後押しすることになるでしょう。

--ユーザーの気を引く機能で、あなたが関心を持っているものについて、もっと具体的に話していただけますか。

Jackson氏:デスクトップとより一体化されたことを行うための、ブラウザの機能を使うことを考えてみてください。例えば、写真をデスクトップから直接ブラウザへドラッグできるというものです。ブラウザがさらに進歩して、こうしたあらゆるサービスを配信する主要なメカニズムになると、さらなる高速化とデスクトップとの統合を実現するイノベーションを目にすることになると思います。

--連絡先タブをクリックすると、画面が消えて、ロードして戻ってくるのに待たされるのですが。

Jackson氏:パフォーマンスについては非常に熱心に取り組んでいます。アプリケーションにどこか機能しないところや、ページが素早く表示されないところがあれば、それはわたしたちが取り組んでいる部分だと考えてください。連絡先管理ツールが、あるべき速度よりも遅いというのはその通りで、そこはわたしたちが取り組んでいる部分です。

--フィルタの数を制限する予定はありますか。いえ、Gmailでは50個のフィルタが利用できますね。さらに多くのフィルタが欲しければ、プレミアムバージョンの料金を支払う必要があるのでしょうか。

Jackson氏:できる限り無制限にしておきたいと思っています。フィルタは、電子メールを処理するのに本当に便利ですから。

--Gmailサービスにとって、そしてGmailが対処すべきものとして、スパムの問題は増えてきているのでしょうか。減ってきているのでしょうか。

Jackson氏:インターネット上のスパムの数は急激に増えていますが、受信トレイに届くスパムの数は、システムにさまざまな対処を行っているために、急激に減ってきています。スパムの問題は、インターネットでは深刻化していますが、わたしたちが開発しているツールやフィルタは、スパムをどんどんうまく取り除けるようになっています。

--しかしあなたにとっては、流れが変わって、スパム問題を克服しつつあると考えているのでしょうか。それとも、レベルを維持するために、費やすリソースを毎年増やしていく必要があるのでしょうか。

Jackson氏:スパム送信者に対して勝利宣言をするほど、思い上がったことをするつもりは決してありません。スパム送信者はたくさんいて、頭が切れる人々です。最初から、わたしたちはスパムの問題に社内で最も優秀な人材の一部を投入して、高度に自動化したスケーラブルなツールを開発してきました。このツールは、スパムを報告するGmailユーザーのクラウドソーシング全体を活用するものです。わたしたちは、幅広い効果を持つツールへの投資を続けていくつもりです。

 検出漏れをゼロにし、また誤検出もゼロにしたいと思っています。ユーザーとしては、受信トレイと迷惑メールの両方を確認しなければならないとしたら、メリットはあるでしょうか。

--メッセージの内容に基づいて広告を選ぶために、Gmailの裏で「AdWords」テクノロジを使用しているのでしょうか。

Jackson氏:はい、主に電子メールのトピックを抽出し、関連する広告を提供するために、「AdSense」テクノロジを使用しています。

--広告のクリックスルー率はどれくらいでしょうか。

Jackson氏:詳細は公表できませんが、コンテンツネットワーク上のものに匹敵する数字です。Googleの大きな収益源になっています。広告には積極的に取り組んでいます。Gmail上でより良くするように取り組んでいる広告がたくさんあります。広告をユーザーにとってもっと使いやすいものにしたいですし、広告の売り上げを増やしたいと思っています。

--対象についての質問があります。広告をどこに表示して、どこに表示しないかということです。検索の企業は、その点に対して非常に慎重です。こうした企業は、人々が質の低い広告を無視することから、広告を気に留めないようになってほしくないと思っているからです。Gmailの広告を見ると、適切なものもありますが、時には笑ってしまうものから不適切なものまであります。動物の保護活動をしている同僚の1人は、パピーミル(劣悪な環境で子犬を繁殖させる施設)の広告を受け取っています。Googleは、Gmailで広告がカスタマーエクスペリエンスを向上させているかどうかを、検索サービスと同じくらい慎重に見ているのでしょうか。

Jackson氏:はい、そうしています。わたしも同感です。世界中の情報を整理して、本当に関連のあるものを提供することを誇りとする企業としては、あなたが示した例は改善していかなくてはなりません。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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