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検索の最後のフロンティアか--ベンチャー企業CEOが語る人物検索のニーズと未来 - (page 2)
―市場が人物検索を必要としていると考えているのはなぜですか。
率直に言うと、それには2,3の理由があります。われわれがこの会社を作ったのは、われわれが毎日直面していた問題からです。わたしは共同設立者と一緒に、自分のアドレス帳を調べようとしていました。例えば、わたしはOutlookを使って「わたしはベンチャーキャピタリストで、投資先企業にマーケティング担当バイスプレジデントを探しているんだ」という連絡をするわけです。わたしはこのポジションに適した人材を少なくとも30人は知っており、実際に会ったこともありますが、彼らが誰なのかを思い出せないのです。どこかにその情報があることは知っているので連絡先リストを探してみますが、その人物を捜し当てることが出来ません。そこでGoogleに行き、彼らの名前を入力します。しかし、ノイズがあまりにも多くて文書数も膨大なので、情報を見つけるのはかなり難しい。ということで、LinkedInに行ってみると、実際にマーケティング担当バイスプレジデントを探すときにはGoogleよりもかなり現実的ですが、それでもその人物に関する経歴しか得られません。これが原点でした。
ご質問にお答えすると、理由の第1は、これは自分たちが日常的に感じている不足だということです。われわれは、これまでにあった手段よりもはるかによいアプリケーションを構築している確信がありました。第2に、数カ月間のベータテストを行った際、多くのユーザーがベータテストに参加してくれ、そのフィードバックが驚くべきものだったからです。ユーザーはみなこのサービスを本当に実用的で面白いものだと感じてくれました。
―その不満が、Spockの背後にあるアイデアを生んだのですか。
それがアイデアの誕生であり、現在の市場が非常に興味深い状態にあるということに気づいたときでした。人間に関する情報は数多くあり、多くの人が自分の略歴のページやMySpaceのページなどを持っているのです。
―専門分野検索ですね。参入障壁はどうですか。あなたたちは、かなり短い時間でこれを組み立てることが出来ました。もしこの分野がそんなに重要ならば、例えばGoogleのような資源を持つ会社がこれに取り組もうと思うのでは。
このサービスは他社の参入をかなり防げると考えています。第1に、ユーザーはこのサービスを好きだということです。われわれはこのサービスの規模を非常に素早く大規模化していく予定であり、このサービス自体が大きなものになります。第2に、技術的な観点からすると、このサービスを再創造するのは難しいことです。われわれは、トップクラスの検索エンジンから来た工学分野の多くの競争力のある人材を抱えており、彼らは経験も豊富です。データベース数台で済むずっと単純な作りの消費者向けサイトを寄せ集めたようなものではありません。
―ビジネスモデルはどうなりますか。
ビジネスモデルは非常にわかりやすいものです。これはターゲット広告で、現在使われている検索と非常に似ています。
―このインタビューの前に情報を検索してみたのですが、Spockは情報がやや少ないように思いました。この検索アルゴリズムは、一定のあらかじめ選択されたウェブ情報の集積にしか向けられていないのでしょうか。これについて何か計画はありますか。
サービス開始時点から多くの情報を持つのは単純に難しいということです。Googleの場合も、はるかに小さなインデックスから始まり、サービス開始後に日次ペースで育っていきました。Spockも毎日新しいデータと新しいコンテンツを加え、インデックスしていきます。
―わたしはスポーツが好きで、昔のアメフトプレーヤーGeorge Sauerを検索して名前をクリックしたら、リンクの1つはネブラスカ大学に関するものでした。それをクリックして得られるとわたしが期待したのはSauerと彼の経歴に関するもっと詳しい情報だったのですが、その代わりに、ネブラスカ大学に関係のある人たちの名前がたくさん表示されました。これはどういう意味を持っているのかよくわからなかったのですが。
素晴らしい。われわれは現在、フィードバックを参考にしてユーザーインターフェースとサービスを改善しています。その問題は実は、文書中に人物に関する何かを見つけられた場合、その文書にリンクをしているということです。これについては、URLの階層を極力深くする必要があることがわかっています。これは既知の問題であり、修正する予定です。
―サービスがあなたの満足のために基づいて作られているのだとすると、将来のものはどのようになるのでしょうか。
リンクとコンテンツがさらに増える予定です。現在、人物に関する情報が多くあるとは言っても、それらは何千もの異なるサイトに非常に分散しています。より多くのデータをインデックスしていくにつれて、検索結果はより適切なものになっていきます。一部の人にはまだ情報が不足しているかもしれませんが、今後増えていきます。
―人物に関する検索の分野は、Googleの成長と同じように立ち上がっていくだろうという話でした。しかし、Googleが短期間に成し遂げたことを考えてみると、それは本当に大きな宣言です。大げさな話を抜きにして、現実的な予想はどのようなものですか。
完全に同じ軌跡を描くと思っていますし、これは夢や希望だけで言っているのではありません。われわれでなくとも、誰かが取り組むでしょう。この問題は普遍的なものです。すべての検索エンジンに対する検索のトラフィックの約30%は人物に関するものです。巨大な量です。実際、現在の検索の最大のカテゴリーです。
Googleだけの話ではありません。ユーザーはLinkedInやOutlookの検索で連絡先を検索しています。あるいは、Gmailや携帯電話でもそうです。これは、ユーザーが頻繁に行う行動なのです。われわれは、一般的なユーザーは人物に関する検索を一日約10回行っていると推定しており、それが、このサービスには広範なニーズがあり、このサービスが誰もが使えるように設計した理由です。
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