リー 何か画期的な技術革新があったわけではなく、各部品をmmレベルで縮めて、その差分の積み重ねによってできた物です。
独自のボードモールド工法(薄い基盤に樹脂を流し込み、固めて強度をあげる工法)を使用したり、部品が縁ギリギリまで来ているので、アンテナをヒンジ部に仕込んだりと技術者もがんばってくれましたね。
ちなみに、アンテナ部は底面に若干の出っ張りを持たせているんです。この出っ張りがあることで机の上などに置いた時に着信音などがこもらず良く聞こえるというメリットがあります。
また、薄さを追求するならば、サブディスプレイなどもない方がスリム化できるんですが、やっぱりこれはなくせないなと……。携帯電話が時計代わりという人は増えてきていますので、そこも死守したかった機能の1つですね。
薄さと軽さはパナソニック携帯電話の特徴なので、そのイメージを守りつつ、機能も詰め込んでいきました。
リー そこは、絶対聞かれると思ってました(笑)。今回のモデルでは、薄さが最優先事項だったのでやむを得ず……ですね。またボディが薄い分、プッシュオープンの勢いで飛んでしまう恐れもありましたし。
その代わりと言ってはなんですが、開閉しやすいようエッジに若干の丸みを持たせたスムーズオープンを採用しています。親指を差し込むことで簡単に開閉できるので、開けやすいと思いますよ。ちなみにこの隙間のラインも正面から見ると一直線でつながるようになっています。コンマ1の世界で全然印象が変わりますから、線は慎重に選びましたね。
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