尾関 まず、Blu-rayよりもムーブの自由度が高くて、一時保存がしやすい点がメリットだと思います。コピーワンスの番組はBlu-rayが行き止まりになるので、後でCMカットなど編集したい時や、連続ドラマの全話を録り終えるまで待ちたい時、1話を録り逃して再放送を待ちたい時などは、レコーダーのHDDに一時保存することになると思います。
こうした一時保存の番組が増えてくるとレコーダーのHDDはすぐ満杯になってしまうでしょう。iVDR-Sなら何度でもムーブして再編集できますので、一時保存はとりあえずリムーバブルのiVDR-Sカセットに逃がして、内蔵HDDは日常の録画に使う、という使いこなしができます。
内藤 iVポケットつきのWoooなら、つなげるiVDR-Sカセットの個数に制限がなく、無限に容量を増やせます。iVDR-Sは高速ムーブが可能で、i.LINKのように等速移動しかできないという縛りもありません。また、著作権保護のためにHDDに録画した番組がそのテレビセットだけでしか見られない、といった不自由もありません。
iVDR-Sは汎用の著作権保護機能を備えていますから、HDD録画したデジタル放送を、弊社の「iVポケット」つきテレビはもちろん、将来はiVDR-S対応のカーナビやPCなどでも楽しめるようになるでしょう。こうした機能を活用すれば、録って見て消すタイムシフト視聴はもちろん、iVDR-Sにコンパクトにライブラリ保存する、という使いこなしも可能です。
内藤 まず、個人別やタイトル別にiVDR-Sカセットを作れる点が便利でしょう。大容量である点も見逃せません。例えば、大河ドラマなら録画レートを下げれば1個のiVDR-Sカセットに数十話も録れてしまいます。このため、小さい文庫棚ほどのスペースに10年近くの大河ドラマのライブラリが作れますし、見たいタイトルやシーンへのアクセスも簡単です。
また、シリーズものの映画も1つのiVDR-Sに全話収めることができます。これらはコンパクトで貴重なライブラリになると思います。DVDやBlu-rayで同じライブラリを作ろうとすると、ディスクが膨大な数になって管理が大変ですし、見たいタイトルやシーンを探すのにも一苦労するでしょう。
尾関 テレビの設計と同時に、iVDR-S用に保護されたコンテンツを作るプリレコーディングのシステムも立ち上げました。当初は店頭デモを作るためのシステムでしたが、ワーナー・ホーム・ビデオとタイアップして、映画やアニメなどのコンテンツも販促として抽選でプレゼントできるようになりました。このほかにも街頭ショップでの映画コンテンツ販売などアイデアは豊富にありますので、今後もiVDR-S独自のコンテンツを実現したいと考えています。
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