登録ID数150万を突破したガンホーが見る先は? - (page 4)

小川陽平(編集部)2006年09月21日 16時00分

--その次世代オンラインゲームのアイデアは、現在開発中の「グランディアオンライン」や「北斗の拳オンライン(仮)」にも盛り込まれるのですか?

 先ほどの次世代という概念がそのままという訳ではありませんが、つながる部分は当然入っています。ただ、本当の意味の次世代オンラインゲームという作品がでるまでには、まだまだ研究開発の時間が必要です。おそらく、ガンホーに限らずオンラインゲームを開発しているほとんどの会社がすでに研究開発を行っているはずです。それでも、これまでの流れとは全く違う概念のオンラインゲームというものが登場するには、かなりの時間が必要でしょう。

 「グランディアオンライン」や「北斗の拳オンライン(仮)」には、そういった思想やアイデアを盛り込んではいますが、それ以上にお客様に楽しんでいただくのが大前提なので、注力しているポイントが若干違います。

--タイトル的に2作品にはかなり期待しているユーザーも多いと聞きます。具体的な発売時期などは?

 発売時期に関しては、まだ公表できません。開発を進めていく中で、次世代というものを意識せざる得ないポイントがいくつかありました。結果として仕様変更が必要になり、お客様をお待たせしてしまっているのは、大変申し訳なく思っています。

 ですので、次世代がどうなっていくかを予感させていく部分も含めて、きちんとしたタイミングで発表したいと考えています。両タイトルとも斬新な面もありながら、非常に面白いものに仕上がりつつあると思います。期待していてください。とくに北斗の拳はどういうゲームなの?とよく聞かれるのですが(笑)。

--「グランディアオンライン」はRPGになるというのが想像できますが、「北斗の拳オンライン(仮)」はタイトルからどんなジャンルになるのかすら想像できませんね。

 正直な話、企画段階でかなり議論を重ねました。本当の意味で北斗の拳の世界観、本質的な部分、何を伝えたかったのかという部分を考え、表現するには何が最適な方法かを。

 そのために、原先生や版権元様に監修をしていただいたり、アイデアをいただいたりしました。結果としてできあがってきたものは笑ってしまうところも結構あって、それでいて作品世界を楽しめるものに仕上がりつつあります。詳細について触れられないのが申し訳ないのですが、期待してください。

--最後に読者に対して、メッセージを。

 これまでのガンホーは、オンラインゲームをバラバラに提供してきました。それが、ガンホーゲームズというテーマパークで、一緒にコミュニケーションをとれるようになりました。それぞれの作品のファンが、情報を交換したり交流をしたりすることが可能になったのです。

 今後は、そういったコミュニケーションの場を広げることで、オンラインゲームだけでない話題を交流できる場に成長させお客様に満足をしていただける、ゲームも含めたすべてのエンターテインメントの中心になりたいと思っています。既存のお客様はもちろん、新しいお客様も一度訪れていただけるととてもうれしいですね。

 オンラインゲームというものは、メーカーがどんなにがんばってもそれだけでは成り立ちません。お客様の協力がなければ、何をやっても盛り上がれないのです。ガンホーは、お客様が最大のコンテンツだと常に思っています。これまで支持してきてくれたお客様、そして新たに入ってきていただいたお客様。みんなで盛り上げていくというスタンスは今後も変わりません。そのためにガンホーは、これからも努力を続けていきます。

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