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サービスを続々と投入する新生ミクシィのこだわり - (page 2)
--mixiの収益構造はどうなっていますか。
広告収入と有料のプレミアムサービス、おすすめレビューでのAmazonアソシエイトがあります。割合としては広告が過半数で、次にプレミアムがあり、アソシエイトの収入は非常に小さいです。広告はバナーをはじめ、メール、記事広告などがあります。またコミュニティのカテゴリーごとにテキスト広告を出すこともできます。
ただし、広告はあまりにもターゲティングしすぎるとボリュームが減っていくので、どこまで細分化、複雑化するかは検討していくつもりです。現状は、ローテーションバナーが主軸ですが、近々、男女、年齢、住所でターゲティングできる広告を作っていこうとは考えています。それも、最初は男女だけでターゲティングしていくなどやってみて、その効果などを見極めたいです。
--業績の話に触れましたが、社名変更は株式の新規公開(IPO)を意識してのことではありませんか。今年のIPOの目玉はドリコムとミクシィだという噂もありますが。
株式の公開・上場は準備しています。ただし、時期に関してはまだまったく何も決まっていません。
--小さいサービスも含めるとSNSで競合するサービスがたくさん出てきていますが、SNS市場、ビジネスの将来はどう見ていますか。
多くの人が毎日活用するサービスというのが作れれば、収益的には特に心配するようなことはありません。あとで、いくらでもついてくると考えてます。広告や有料サービスのほか、ECなどもあるでしょう。結局は、Yahoo!にしてもGoogleにしてもたくさんの人が毎日使っているサービスであるからこそ、十分な収益が得られていると思います。そこはあまり心配していません。
また、Friendsterの話もそうですが、SNS自体がオークションやインスタントメッセンジャーと同じで、たくさん人が使うほどに価値が上がるサービスなのです。もしくは、より多くの人が使っているところに、人がさらに集まってくるともいえるでしょう。そのため、いくつものサービスが共存していくというよりは、あるカテゴリーごとに1つ、2つに収れんされていくサービスだとは思います。そうした部分がFriendsterはうまくいかなかったのではないでしょうか。
--そうした考えのもとで、それでは競合のグリーをどう見ていますか。
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ええと、んー、基本的には非常に答えづらいのですが……。同じフィールドの中で評価はしづらいのですが、ネガティブな印象はまったく持っていません。あれだけ、短期間でサービスを構築し、機能改善も早く、スタッフの数も急速に増えていて、コンテンツも結構おさえていますし。ただし、もともとのコンセプトは違っているように思います。グリーは、友人の名簿代わり、友人の管理システムを志向していたのではないかと推測しています。Friendsterもなんとなくそういうイメージがあります。
これに対してmixiは、いかに毎日使いつづけてもらえるサービスにするかというコンセプトが最初にあって、そのためにはコミュニケーションできる機能が必要だろうと、さらにそれを実行するには日記や足あと、コミュニティ、最終ログイン、ログイン時間などの機能も必要になると考えてきて、いまの形になりました。日々、管理ではなくてコミュニケーションできるサービスを目指しているわけです。グリーとは、はじまりがたぶん違うでしょう。特に、2004年の1年間においてはその違いがはっきりしていたのではないでしょうか。
--Web2.0についてはどう捉えていますか。APIを公開する考えはありますか。
Web2.0の話自体は、これまでの流れをまとめたということで、非常におもしろいと思っています。もう少し、自分の中で消化したいとは考えていますが、そのうえで実際にどうするかは、ユーザーのニーズがあるかどうかで判断したいです。Web2.0はこうだから、こうするべきだと、形から入ることはないでしょう。
APIの公開も含めて、サービスを考える際にはかならず3つのポイントを念頭においています。1つはコミュニケーションが非常にしやすくなること、2つ目は自分が興味のあるものや情報を収集しやすくなること、3つ目は人脈図のように人間関係がどんどんできあがっていくこと、この3つをうまく活かしたサービスを基本にしています。
APIを公開する気持ちはありますが、それによってどんなサービスや価値が生まれるかをきちんと精査してからですね。
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