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S・バルマー:「Xboxでソニーを倒す」 - (page 2)
---社員に宛てたメールのなかで、Officeには重大な新機能が追加されると書きましたね。これはOffice 12のことですか。Office 12はLonghornの前にリリースされ、Longhorn以前のWindowsでも動作するとか。
はっきりしているのは、Officeの次期バージョンはLonghorn以前のシステムでも動作するということです。この決定により、次期Officeの出荷時期は必ずしも、Longhornの出荷時期に制約されないことになりました。当初考えていたほどは、という意味ですが。新しいOfficeはLonghornの特徴を活かしたもの、Longhorn環境で本領を発揮するものとなりますが、Longhorn以前のWindowsでも問題なく動作する予定です。
---Office 12はLonghornの前にリリースされると考えてよいですか。
そうなるかもしれないし、そうならないかもしれない。Longhornのスケジュールについては、具体的な発言は避けたいと思います。
---顧客企業はエンタープライズソフトウェアをどんな形で利用したいと考えているのでしょうか--永続ライセンスを購入し、あとは保守契約を結ぶという形式か、サブスクリプション形式か。また、これにはホスティングという考え方も関係してきます。
エンタープライズソフトウェアのビジネスモデルは大きく変わりました。しかし、完全にではありません。これまで通り、パッケージで買いたいという企業もいますから、そうした企業にはパッケージを販売しています。しかし、ここ3〜5年でエンタープライズ契約を選ぶ企業の割合は増えました。エンタープライズ契約の場合、最終的に製品は顧客のものになるので、サブスクリプション形式とは違います。かといって、従来の保守モデルとも違う。しかし、当社の大口顧客の間ではエンタープライズ契約の人気が高まっています。
この傾向は今後も続くでしょう。しかし、大きな波はすでに起こりました。ビジネスモデルの変化はあらかた完了したといっていいと思います。以前は売上の大半が契約時に生じていたのに対し、現在は経常的に生じる収益が法人売上の大半を占めるようになっています。
ホスティングの面では、ソフトウェアの設計方法が変化すると思います。適切な表現ではないかもしれませんが、ソフトウェアの価値はCD-ROMの中身だけでなく、ベンダーと利用者の継続的な関係から生じるようになるでしょう。
消費者市場では、Windows Updateがそれに近いといえます。Windows Updateは個人ユーザーを対象に開発されたものですが、現在は法人顧客にも広がりつつあります。今後はこうした形、つまり継続的な付加価値というものが重要になると思います。
この分野で最も先進的な活動をしているのはウィルス対策企業でしょう。現在のウィルス対策は、サービス以外の何物でもありません。厳密にいえばホスティングサービスとは違いますが、それに近い。中央のサーバからデータを配信するわけですからね。
---訴訟問題が収束しつつあることを考えると、制約がなくなったとはいえないまでも、見通しは立つようになったのでしょうか。
法的問題はこれまで通りですが、コミュニケーションの時間配分が変わりました。特に数年前は、不本意ながらも、顧客との対話にあてるべき時間の大半を法的問題にあてていました。セキュリティの問題にも全力で取り組んだので、多くの時間を割きました。今も一生懸命、セキュリティに関する重要な活動に取り組んでいます。これらの問題は解決したわけではありませんが、目星はついたと感じています。そういうわけで、今年はパートナーとの対話にこれまでもより多くの時間をあてられるようになりました。これまでのように、セキュリティ問題や訴訟の行方のことばかりを話すのではなく、パートナーの最大の関心事、つまり市場競争に勝ち、事業を成功させることに、じっくり取り組めるようになっています。
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