大内正宗
2008/02/13 21:14
第1回GameSpot杯が無事に終了し、公認していただいた感謝を伝えるとともに感想を聞きたいとソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン(SCEJ)におじゃました。
今回は、皆さんご存知のPS3用ソフト「THE EYE OF JUDGMENT」(EOJ)シニアゲームデザイナー渡辺祐介氏と、EOJではAIを担当している山口祐和氏に、GameSpot杯や第一報が公開されたSET.2についてなど、いろいろ話を伺うことができたので、インタビュー形式で、お伝えする。
左から、渡辺祐介氏、山口祐和氏
渡辺氏:おつかれさまでした。
渡辺氏:ある意味、自分が兵隊長みたいな形で、兵を戦場に送り出すみたいな感じですよね。その代わり自分は指示できないわけですが。今回、それがリアルタイムでみれなかったにしろ、詳細をレポートもあげていただいていたので、それを見ているだけでもユーザーの方は興奮して、すごい楽しめたんじゃないかなと思います。
で、第1回と書かれているのが気になっているんですが、これは2回、3回と続いていくのかなぁと。
渡辺氏:あ、そうですよ。言わば司令官ですね。
山口氏:はじめこの企画を見たとき、……バグとか不具合が出たらどうしよって心配でした(笑)
渡辺氏:そっちか(笑)
山口氏:実際に記事を読んでみるとCOMの動きの癖など、核心的な部分が書かれていてびっくりしました。
渡辺氏:優勝された方のレシピってたしか29種類でしたっけ。
渡辺氏:あ、準優勝の方でしたか。それも29種類というのはすごいなぁと。
渡辺氏:我々も、これまでユーザーの方が作ったデッキを診断したり評価するといった機会をなるべく早くwebなどのコンテンツでもやっていきたいなとは思っていたのですが。なので、まさにユーザーさんはこういう場を待ち望んでいたと思います。
渡辺氏:そうですね、イベント。あと、よく寄せられる声では「何がない」と(笑)
渡辺氏:そういう声はよくお聞きします。それらに関しては今回の反省点を含めて、SET.2に向けて、もろもろの準備をしていますので、SET.1のときのような心配はしていただなくても大丈夫! とタカラトミーさんもおっしゃっているので(笑)。
渡辺氏:うーん、ないですかねぇ(と山口氏に振る)。
山口氏:なかなかむずかしいですね。開発段階では味方だけでなく敵も対象だったのですが、能力的に強すぎるということで、味方のみとちょっと使いづらい効果になってしまいました。
渡辺氏:逆に言わせてもらうと、1枚しかないということは今後制作して行く上での自信にもつながりますね。
渡辺氏:ある程度SET.2では今回使われなかったカードも回せるように調整は行なわれて、その辺は楽しみにしていただきたいなと。でも、転秘術は……
渡辺氏:SET.2に関しては、製作段階で言うとまさに佳境ですね。たいへんなことになっています。バランス調整はカードの印刷があるので早い段階でFIXしているのですが、PS3上のカメラを使ったインターフェースに反映させていくのと、グラフィックの制作はどうしても時間がかかるので。あと、今回100種類追加になるので、前回の110種類とあわせたデバックですね。
で、シリーズ化していくので、もうSET.3も同時並行していかなければならないので、そのへんのバランスとかでけっこうたいへんですね。
渡辺氏:基本のコンセプトは変わらず、それぞれの属性の特徴を伸ばして、かつGameSpot杯の結果でも出たようにSET.1ではバランス型が非常にいい動きをしたけど、SET.2では単色でも十分戦えるような、そういう内容に移行してますね。
渡辺氏:(今までのTCGとは違う)けっこう新しいルールが多いので、それを覚えていただく上で最大限できる能力というところでSET.1の内容が組まれているせいかもしれません。
渡辺氏:そうですね。ある意味ルールが増えるといってもいいくらいですけど。
渡辺氏:がんがん出ますね。リザードマンとかゴブリンとか。また、それがファンデッキでは終わらない(笑)。
渡辺氏:これはよく聞かれるのですが、ゲームのコンセプトをデザインしていたときに能力はなしでただ思い入れがあるのは、『森跳び蛙の盗賊』とか、おやっさん(『緑のライカンスロープ』のこと。理由はこちらの動画にて)ですね。元のデザインを僕がやっていたので妙に愛着があります。
山口氏:AI的にではないのですが、デッキに大体1枚入れるのが『パートモールの火槍兵』です。コスト3の貫通攻撃でうまく使えば3以上のダメージを与えられるので、手札にあると助けられることが多いです。
渡辺氏:SET.2でですか。そうですね、すでに公開された中ですと……
カード実物は本邦初公開?(写真は一部加工してあります)
渡辺氏:横から鋭い視線が飛んできているので、公開されたもので(笑)。火の『群れなすウォーハウンド』は「結界」といって魔道ダメージを軽減する「抗魔」を与える能力と「帰還」という手札に戻る能力を持っています。
山口氏:「帰還」はトラッシュボーナスを貰って、そのマナで手札に戻れます。
山口氏:そうですね。「透明」には効きません。また、他のクリーチャーからの攻撃も受けます。
渡辺氏:そうです。ひとつのフィールドに2つの属性が共存することになります。一発で神を排除してしまうんです。
山口氏:これは言っていいのかな。フィールドに逆属性同士が一緒になるようなことはないように作ってあります。たとえば、火フィールドを追加する効果は水フィールドにはかからないようにしてあります。
渡辺氏:忍者デッキを例にしていうと、忍者で透明ロックしたあとにこれを使うというのが(笑)
渡辺氏:やられたほうはたまったもんじゃないですけどね(笑)。
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