BillRoper新作【Hellgate:London】レビュー
GameSpot スコア
| 操作性 | 7 | |
| ビジュアル | 7 | |
| サウンド | 7 | |
| 満足度 | 7 | |
| 独自性 | 7 |
わかりやすさ: -
本レビューは、2007年11月8日時点のゲーム内容について書かれています
「Hellgate:London」は、よいアクションロールプレイングゲームの1つで、「Diabloの戦利品への欲望を一人称シューティングゲームに加えたらどうなるか」という問いに答えるものだ。そういうことを考えていない読者もいるとは思うが……、とにかくHellgateは興味深いゲームだ。このゲームはいくつかのパッチがあたれば本領を発揮するだろうが、今は多くの長所と共に問題点も抱えている。
Hellgateの舞台はロンドンであり、当然ながら近未来の話だ。地獄への巨大な門(「ヘルゲート」と呼ぶ者もいる)が開き、悪魔がそこからわき出てくる。Hellgateのストーリーでは、プレーヤーのキャラクターは6つのクラスのうちの1つになり、さまざまな人物を探し出したり、大量の悪魔を退治したりし、最終的にはヘルゲートそのものをくぐることになる。しかし、Hellgateのストーリー展開は若干テンポが悪い。ゲーム中のそれぞれの段階ではプリレンダリングされた映像シーンが流れる。しかし、多くの場合、ストーリーは長時間にわたるあまりうまく書かれているとはいえないクエストの会話テキストや、プレイ中のキャラクターの絶叫で進んでいく。Hellgateは、シリアスにしたいのか面白くしたいのかを決め切れていないようで、ちょっとした息抜きで登場するキャラクターもうまく働いていない(プレーヤーの行動のせいで、残りのゲーム中ずっと顔に悪魔の形をした小さなこぶをつけることになってしまう男の場面は例外だと言っていいかもしれない)。このゲームは技術的な問題も抱えている。その問題の中には、フレームレートがランダムに落ちて止まってしまうことがあり、場合によってはそのせいでゲームをかなりやり直さなくてはならない可能性があるというものも含まれる。
ストーリーはオフラインで遊ぶ場合でもオンラインで遊ぶ場合でも同じように進むため、基本的にオフラインモードには意味がない。Hellgateの要点はアイテムを集めてキャラクターを強化していくことにある。自分のキャラクタークラスでは使えないようなアイテムも大量に見つかるということ、キャラクターを飾り立てる主な理由はそれを他の人たちに見せることであることなども考えると、オフラインで遊ぶ理由はあまりない。
Hellgateのゲームプレイでは、プレーヤーは安全な場所(通常は電車の駅)にいる時間が多く、プレーヤーはそこでクエストを引き受けたり、アイテムを売買したり、オンラインでプレイしている場合には他のプレーヤーと話をしたりする。しかし、それらの駅の間にはさまざまな敵が待つ多くの異なるゾーンがあり、プレーヤーは撃ったり斬ったりしてそれらの敵を倒すことになる。攻撃方法はプレイするキャラクターのクラスに依存する。近接戦闘のクラスは2つあり、これらのクラスをプレイするときには、自分の剣や斬りつける相手を見ることができるように、通常はキャラクターの背後からの視点である三人称視点を使う。遠距離戦闘のクラスでは、銃を撃つにせよ呪文をかけるにせよ、一人称視点の方が便利だ(プレーヤーが望むなら三人称視点を使うこともできる)。遠距離戦闘クラスをプレイすると、Hellgateは一人称シューティングゲームになるのだが、HellgateはアクションゲームというよりはRPGであって、一人称シューティングゲームとしてはそれほど素晴らしいものではない。何かに狙いを付けて撃ち始める際には、隠れたダイスを振ってどの程度のダメージかを決めているという印象を感じてしまう。武器にはインパクトが欠けており、どうしても戦闘から切り離されているような感じを受けてしまう。
もちろん、各キャラクタークラスはそれぞれスキルセットを持っており、基本的な攻撃以外にも多くのことができる。Marksmanは敵の弱点をマークしてより多くのダメージを与えることができるし、Engineerはロボットを呼び出して戦闘の力仕事をやらせることができ、Evokerは敵にさまざまな呪文をかけることができるなどがその例だ。レベルが上がれば、スキルに割り振るポイントを稼ぐことができるが、今のところ一度割り振ったポイントを取り戻すことはできないので、キャラクターの設計には注意が必要だ。同様のゲームには、多額のゲーム内通貨と引き替えにスキルへのポイントの割り振りをリセットできるものもある。
ゲーム内の優れた仕掛けの大部分は最初の数時間で見ることができてしまうため、Hellgateのプレイの大部分は繰り返しのように感じられてしまう。敵のデザインは素晴らしく、インプや這い回る悪魔、突然出てくる獣や、宙に浮く影のようなイメージなど、幅広いものをカバーしている。しかし、Hellgateでは同じ敵のデザインを何度も使い回し、昔からある「名前と色だけ変える」手法を使っている。フィールドのデザインも、初めて電車のトンネルや破壊された町の通りやヘルゲートの中を探検する時には非常に美しく見えるが、Hellgateのランダムフィールドデザインはあらかじめ作られた部品を毎回プレイするごとに少しずつ違った形で組み合わせているようなもので、すぐにすべての戦闘エリアが同じように見えてくる。ただし、少なくともそれらは技術的な観点からは非常に良くできており、特にDirectX 10環境を持っていれば、大変素晴らしいモーションブラーと被写界深度を持った表現を見ることができる。
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