翻訳校正:石橋啓一郎、文:Jeff Gerstmann(GameSpot)
2007/10/02 16:02
Halo 3はファンの期待する形でHalo 2の概念の上に作られているが、同時に新たなモードやオプションが設けられ、シリーズを新しい刺激的な方向へと導いている。
| 良い点 |
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・ 決着をつけながら次に何が起こるのかと期待させる、満足できるストーリー ・ 4人オンライン協力プレーは非常に楽しい ・ フォージモードのマップエディタは、怖ろしく奇妙で予想できないことを可能にする ・ ウェブの統合により、新規マップとカスタムモードの共有が容易になった |
| 悪い点 |
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・ 保存したフィルムの巻き戻しは、ユーザーが期待するようには動作しない ・ AI制御の兵隊の運転が無謀 ・ 避けられないことだが、大量の思春期前のオンラインプレーヤーはオンラインモードの楽しみを減らしてしまう |
崖っぷちのものに思われたHalo 2のエンディングをユーザーがどう思ったかは別にして、Halo 2の大成功は家庭用ゲーム機用の一人称視点シューティングゲームに対するプレーヤーの期待のハードルを大きく上げた。その後の数年間、多くのゲームがHaloの方程式を真似ようとし、成功したものもあればそうでないものもあったが、本家の水準に達したものはなかった。すべての関係者にとって幸運なことに、Halo 3は非常に優れたゲームであり、すべての部分で極めて満足できるものだ。今度こそ、Halo 2のディスクを引退させ、次世代ゲームに移れるときが来たのかも知れない。
Halo 3は、確立された様式と魅力ある新しいものの興味深い組み合わせだ。例えば、ゲームプレーはHalo 2のものから大きく外れることはないが、オリジナルのHaloの再発明には終わっていない。これは悪い意味ではない。Halo 3のプレーは非常に素晴らしく、前作と同様に、ペースの速い他のゲームとは異なる、戦術的な配慮が必要なものに仕上がっている。銃、グレネード、白兵攻撃の間のバランスがこのジャンルのゲームの中でHaloに特別な感触を与えていたが、これは今作でもキャンペーンモード、マルチプレーヤーモード共に続いている。多くのブルート族の武器など、新しく登場する武器やアイテムも考慮しなくてはならない。その例の1つがブルートスパイカーで、特に両手持ちした場合、この武器は連射も速く敵を素早く殺すことができる。別の例は片手で装備できるショットガンであるMaulerで、この武器は近くにいる敵を吹き飛ばすことができる。持ち歩くと動きが遅くなってしまうような大きな武器も見つかる。これらの武器を使う際にはカメラが第三者視点に引き、ミサイルポッドやプラズマキャノン、火炎放射器などの武器が見えるようになる。そして、グラビティハンマーも使えるようになった。これはHalo 2で登場した巨大な白兵武器であり(プレーヤーは使えなかった)、ほとんどの通常の敵を一撃で吹き飛ばすことができる。言うまでもないが、この武器はマルチプレーヤーモードでは非常に楽しいものになる。これらの結果、ゲームプレーはこれまでと似た感触を与えながら、同じものの焼き直しには終わらないものになっている。
キャンペーンは過去のHaloシリーズと同じような構造で、複数のチャプターと効果的な挿話からなっており、ロード画面はチャプターの間にしかない。また、徒歩の行動の間に長めの乗り物に乗る行動が挟まる。1人乗りで動きが速く、攻撃力も高いホバーであるゴーストや、後ろに機関銃を備えたデューンバギーであるワートホッグなどの従来の乗り物も健在である一方、2人乗りで砲塔のつくブルートプロウラーなどの新しい乗り物も登場する。前作同様、乗り物に乗るのは楽しい。また、これも前作同様に人工知能は上手に運転できないため、一人でゲームをプレーするときには武器よりも運転を担当したいと思うはずだ。
また「装備」という概念が新しく登場した。装備は配置可能な特別なアイテムで、さまざまな効果を生む。もっともいい例は、バブルシールドだろう。プレーヤーキャラクター(や敵)はこれを通ることができるが、銃弾や爆発は跳ね返される。敵がこれを使っている際に、中に入っていって銃床で殴りつけるのは楽しい。また、シールドを素早く回復させるアイテムや敵のシールドを枯渇させたり、敵の乗り物を止めてしまうアイテムもある。これらのアイテムはマルチプレーヤーモードでも登場し、より面白い効果を発揮する。
Halo 2のエンディングはあまりにも絶望的な状況終わっており、希望や解決方法が見あたらない結末だったため非難が強かった。Halo 3のストーリーにはこの問題は全く影響していない。Halo 3のストーリーはHalo 2のイベントのすぐ後から始まっており、コヴナントは地球に向かう途上にあり、狂信的に宇宙に浮かぶHaloとして知られる現在の文明を破壊する兵器を起動しようとしている。マスターチーフやその他のUNSCの地球軍は彼らを阻止しようとしており、新たに味方に加わったアービターが同行している。ストーリーは素晴らしいものなので、残りは自分の目で確かめてもらいたい。Halo 3のキャンペーンのストーリーについて知っておかなくてはならないのは、それが3部作の結末として満足できるものであり、Halo 2のすべての謎は解かれ、Haloの世界でもっと冒険をしたいと思うだろうということだけだ。どの難易度に設定しても10時間から15時間はかかるだろうゲームの結末としては、悪くないものだ。
しかし、協力プレーが備わったことで、おそらくプレーヤーは2回以上キャンペーンをプレーしたいと思うことだろう。これまでのHaloではキャンペーンを2人でプレーすることができた。Halo 3ではこれが4人までになっており、プレーヤーが望めばこれをすべてXbox Live越しに行うことも可能だ。協力プレーでのキャンペーンは非常に楽しく、もし1度1人でクリアしていれば、どのような順序でプレーすることも可能だ。さらに、この方法でのプレーでは、キャンペーンモードのスコアを付けることもできる(1人プレーでも可能)。この場合、敵を倒せばスコアが上がり、死ねばスコアが下がる。これによって協力プレーにも競争の要素が加わり、高いトータルポイントでチャプターをクリアしようという目標もできる。また、隠されたドクロを集めることで、このプレーに一連の修正を加えることもできる。ドクロはゲーム中に隠されており、あるドクロは敵を倒すのに必要なダメージ量を増加させ、あるものはヘッドアップディスプレイを隠して武器を見えなくするなどの効果がある。このモードはゲームのストーリーに関わる部分をリプレーする価値のあるものにするが、プレーヤーの数が増えてもそれほどゲーム自体は難しくならない。このため、難易度がレジェンドでも、残りの3人の仲間が非常に優秀なら、簡単に進むことができるだろう。
4人協力プレーの他、11のマップを使った16人までの個人あるいはチームでのマルチプレーヤー対戦も可能だ。マルチプレーヤーモードには非常に奥行きがあり、単純なデスマッチやチームデスマッチ(スレイヤーあるいはチームスレイヤーとも呼ばれる)から、CAPTURE THE FLAGなどのより詳しい目的設定のあるゲームプレーもある。他の似たモードには、2つのチームがマップ上のさまざまなコントロール地点を守ったり攻撃したりして戦うTERRITORIESがある。また、INFECTIONというモードでは、一定の割合のプレーヤーが剣を帯びたゾンビとしてゲームが始まり、もう一方のチームのメンバーを殺してゾンビに転向させていき、最後に1人しかゾンビでないプレーヤーが残るまで続く。各ゲームモードですべてのマップを使うことができる。
Halo 2と同様に、これらのゲームタイプをカスタマイズすることが可能で、今回はカスタマイズ項目が増えている。開始時の武器やマップ上に登場する武器を変更したり、モーションセンサーをアクティブにするかどうか、重力の強さ、ゲーム速度、すべてのプレーヤーがカムフラージュ能力を持つかなど、多くの項目を設定することができる。マルチプレーヤーモードには新しい武器が加えられ、これまでの武器にも変更が加えられたことでより強力になっている。今回は、剣の利用がより面白いものになっており、もし2人のプレーヤーが互いにエネルギーソードを振るい、互いに同時に攻撃すると、剣が打ち合わせられ、両方のプレーヤーがはじき飛ばされる。これによって、すべての剣による対決が非常に荒々しいものになった。グラビティハンマーも、マルチプレーヤーモードでは非常に面白い効果を生んでいる。近づきすぎる敵を粉砕できるほか、野球の試合張りに飛んでくるロケットを跳ね返すこともできる。
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