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人為的ミスは起こるものと考え、人がいるところにリスクありと心得る

 近年さまざまな企業不祥事の発生と、金融商品取引法・内部統制報告制度(日本版SOX)の施行を契機に内部統制やコンプライアンスに対する関心は高まっています。また、2009年には大規模な情報漏えい事故・事件が発生し、情報セキュリティ対策の必要性も再認識されています。

 この事実は内部関係者の不正行為、および紛失や誤操作などの過失による事故・事件への対応がまだ十分でないことを示しています。不正行為や人為的ミスは必ず起きることを認識し、善悪を問わず人がいれば必ずリスクが生じることを前提にセキュリティ対策を考えることが重要です。また、個別のツールを対症療法的に導入するのではなく、組織全体でリスクを可視化した上で、優先順位をつけて段階的に対策を実施することが不可欠となります。

 本特設サイトでは、内部統制を実現するリスク管理の知見が豊富なホワイトペーパーのほか、有効なソリューションでセキュリティ強化に成功した選りすぐりの企業事例を紹介します。

過去に発生した事件の経緯を振り返り発生原因などを整理してみると、システムにおいては次のような課題が浮かび上がります。

  • 権限管理に不備がある
  • ID 管理に不備がある
  • データ・ファイルやバックアップデータが保護されていない。
  • テストデータが保護されていない
  • ログを取っていない
  • ファイルに書き込んだ情報が保護されていない

※本冊子は、これらの課題解決に効果的なオラクルのセキュリティソリューションについて、分かりやすく解説しています。

セキュリティの成功事例をダウンロード

 IT統制の整備・実現に向け、IT業務処理統制が有効に機能しても、それを保障するIT全社的統制に不備があると有効な運用を維持することができずリスクが高まる可能性があります。  本稿では、IT全般統制の環境を構築する上で、特に多くの企業が監査人から指摘を受けた課題に対し、解決策を説明しています。
 内部統制報告制度を確実かつ効率的に実装するためのポイントとITによる解決方法を分かりやすく解説。 執筆:デロイト トーマツ リスクサービス株式会社 丸山満彦氏、他。
 本稿では以下の内容で説明しています。
●効率的な内部統制報告制度の対応に向けて
●2年目からのIT全般統制効率化のために
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