内部統制、コンプライアンス、情報漏洩対策など、企業のインターネットゲートウエイに求められる要件は、ますます高度化している。
外部からの侵入などに対するセキュリティ対策、たとえばスパイウェアやウイルスなどはすべてのPCやサーバに対して対応が必要である。また、内部統制では、アクセス権限の管理やセキュリティ対策、社内外のやりとりの記録などが必要になる。さらに、BCP(事業継続計画)やDR(災害復旧)に対する体制の構築も今や必須と言えるだろう。
ビジネスと切り離すことができない情報システムは、ますます複雑化、巨大化し、保守運用すべきサーバなどの機器も増加の一途を辿っている。これらは企業規模の大小を問わず、ビジネスを継続するうえで不可欠な対応である。しかし、そのためには、設備の増設や新たなシステムの導入だけではなく、専門の担当者を確保や増員・育成なども必要になるだろう。
これらの情報システムの運用負荷の増加とコストの増大は、多くの企業で重大な課題となっている。いかにして社内リソースを最適に分配し、バランスのとれた運用を行うかは、多くの企業の情報システム管理者が抱える悩みなのだ。
コスト削減の解決策のひとつとして挙げられるのがアウトソーシングだ。では、情報システム、特にインターネットゲートウエイの場合はどうであろうか。
たとえば、BPO(ビジネスプロセス・アウトソーシング)と同様に、インターネットゲートウエイをアウトソーシングすることで、自社の経営リソースをコア業務に集中できるだろう。それまで保守運用に携わっていた人的リソースを、新しいシステムの開発業務やBCPの策定など、より戦略的な業務に振り分けることが可能になる。また、アウトソーシングしてしまえば、担当者の異動などによる保守運用の属人化をゼロにすることが可能だ。
情報システムのアウトソーシング導入の動きはERPやCRMなどで既に始まっており、たとえば、大手ベンダーではSaaSに対応したCRMの提供などが始められている。また、BCPやDRの観点からは、自社内のサーバルームでデータを保管するよりもデータセンターを積極的に利用する方が、コスト面を含めてさまざまなメリットがある。これは、インターネットゲートウエイに対しても同様である。
そこで活用したいのが、アウトソーシングサービスなのである。運用負荷の軽減とコスト削減を同時に実現できるインターネットゲートウエイのアウトソーシングの活用が、企業が生き残るための重要な切り札になる可能性があるのだ。
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