「ビジネス専用スマホ」を実現する--ドコモの高機能MDMに新オプション追加

社員にスマートフォンを配布するならば、きちんとセキュリティが担保され、管理が行き届いた環境を構築したいと考える企業は多いだろう。NTTドコモが提供するMDM（モバイルデバイス管理）の「あんしんマネージャー」が、新たなオプション「遠隔カスタマイズ（スマートフォン）」を追加することで、より高度な企業の要求にも応えられるMDMへと進化した。

　従来から法人契約でフィーチャーフォンを導入していた場合、これをスマートフォンに切り替えればよいと考える人もいるだろう。しかし情報システム部門から見れば管理の加減が難しいという問題もある。

　例えば、企業ごとに要求するセキュリティや管理のレベルは違うはずだが、非常に厳しく機能を制限してスマートフォン導入の効果を損ないかねない場合もある。さらに自社でシステム構築や運用を行うにはコスト面、人材面で厳しいという事情もあるだろう。また、MDM製品はシンプルなものから高機能なものまで数多く存在し、どれを選択すべきなのか判断するのが難しいのも悩みの種でもある。

　十分な安全性を確保し、扱いやすい管理機能を持ちながら、どの程度の制限にするかを柔軟に選択できて、利用価格は安価なものが欲しい。そんな要望に応える製品は存在する。NTTドコモの「あんしんマネージャー」だ。新しく登場したオプション「遠隔カスタマイズ（スマートフォン）」とあわせて利用することで、非常に柔軟かつ高機能なMDMとして力を発揮してくれるサービスになっている。

さらなるセキュリティの強化と柔軟性を両立させる「遠隔カスタマイズ（スマートフォン）」が、オプション機能として登場

　「あんしんマネージャー」は、基本プランに適宜オプションで機能を追加するというサービスメニューになっている。

　紛失・盗難対策として、端末をリモートでロックする機能、回線を一時的に中断する機能、不正利用対策として、インストールされたアプリのチェック機能やセキュリティの違反をレポートしてくれる機能、ほかにはドコモの法人向けアプリの自動配信などが基本サービスとして用意されている。オプションサービスとしては、本体・外部メモリのデータを消去できる遠隔初期化やサイトの閲覧を制限できるブラウザ利用制限などが用意されており、適宜必要なものを選択することで、自社にマッチした管理環境を構築しやすいメニューになっている。

　しかし、もっと細やかな管理を行いたいという要望もある。そうした企業向けに新たなオプションとして、「遠隔カスタマイズ（スマートフォン）」が追加された。カメラ等のハードウェア的に搭載されている機能の制限や、アプリの遠隔インストールや不要アプリの遠隔削除だけでなく、アプリの一部機能を制限できたりなど、高度なセキュリティ設定と柔軟な制限を両立させることで、「あんしんマネージャー」を「かゆいところに手の届くMDM」へと進化させるオプションだ。

ドコモのMDM ビジネスmoperaあんしんマネージャー