2013年の映像ソフト--ヘビーユーザー化進みレンタルは減少へ

 業界団体デジタル・エンターテイメント・グループ・ジャパン(DEGジャパン)と一般社団法人 日本映像ソフト協会(JVA)は、「映像ソフト市場規模及びユーザー動向調査 2013」を発表した。映像ソフト市場は5212億円と推計され、そのうち有料動画配信市場は597億円を占める。

 調査結果によると、有料動画配信市場を加えた映像ソフト市場は5212億円と推計され、その規模は2010~2011年頃の水準に相当する。内訳はセル市場2431億円(前年比0.7%増)、レンタル市場2184億円(同8.6%減)、有料動画配信市場597億円とみられる。

 また、2013年にビデオソフトを購入した人は前年より3%減少しているが、購入者の年間平均購入金額は1万8004円と前年比22.3%増、平均購入枚数も5.0枚で同31.6%と伸長した。

 レンタル利用率は、前年より4.4%減少したことをはじめ、年間利用金額が4530円から3763円になり、前年比16.9%減、平均利用枚数も29.0枚から26.9枚へと減少した。

 有料動画配信サービス利用者を見ると、ビデオソフトの購入率は40.2%(全国平均は16.3%)、レンタル利用率60.0%(同34.6%)という結果が出ており、映像ソフトの利用率がセル、レンタルともに極めて高いことがわかった。

 この調査は、インターネット利用者1200人とインターネットと有料動画配信利用者330人に向け1月に実施。いずれも16~69歳までの男女が対象になっている。調査方法はインターネットによるウェブアンケート方式を採用した。

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