SCE、ブラジルで現地生産によるPS3販売--価格引き下げで市場拡大を狙う

 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE) は、ブラジル現地時間の5月7日、サンパウロ市にて開催したプレスカンファレンスにて、PS3の生産をソニーブラジルの事業所にて開始したことを発表した。

 アマゾナス州マナウス市に所在する製造拠点で生産されたPS3を、今後は価格を引き下げ1099ブラジルレアルにて発売し、ブラジルにおけるプレイステーションビジネスの拡大を狙うとしている。また、Naughty Dog制作の新作「The Last of Us」のブラジルポルトガル語版を現地で発売するほか、ブラジルポルトガル語に対応したRockStarの「Grand Theft Auto V」の発売も予定している。

 SCE代表取締役社長兼グループCEOのアンドリュー・ハウス氏は「ブラジル国内においてPS3を生産することは、ユーザー、販売店、開発者の皆様にとって大きなメリットがあると同時に、ブラジル経済にも今後12カ月でおおよそ3億米ドルの経済効果を見込んでいます」とコメント。なお、日本のPS3販売価格には影響がないとしている。

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