「初音ミク -Project DIVA- f」--グラフィックやタッチパネルを使った新要素に注目

 セガは6月23日、8月30日発売予定のPS Vita用ソフト「初音ミク -Project DIVA- f」の店頭体験会をヨドバシカメラマルチメディアAkibaにて開催した。

 本作は、初音ミクなどのボーカロイドキャラクターが登場し、多数のボーカロイド楽曲を収録。「歌うようにボタンを押す」ことをコンセプトとしたリズムアクションゲームとなっている。

 店頭体験会はヨドバシカメラマルチメディアAkibaを皮切りに、全国9都市13会場で順次開催される。詳細な日程ならびに会場についてはシリーズ公式サイト「SEGA feat. HATSUNE MIKU Project」内「ディーヴァ・ステーション」にて告知されている。

 今回の店頭体験会では4曲が試遊可能で、初めてユーザー向けに試遊できる曲もあったほか、体験ユーザーにはA4サイズのオリジナルクリアファイルがプレゼントされるとあってか、朝9時開始にもかかわらず、8時の時点で120人が並び、その後も順番を待つユーザーが途切れない盛況となっていた。

  • 取材時のお昼の時間帯でも100人程度が列を作っていた

  • 試遊スペースの様子

  • ユーザーは思い思いに好みの曲で楽しんでいた

 本作のプロデューサーを務めたセガの林誠司氏は、これまで展開していたPSPから、今回新たにPS Vitaで発売するにあたり、注目点として「ハード的に制限のあった描画技術が使えるようになり、光の表現やスモークなどの表現ができるようになったことで、今まで以上に劇的な映像が作れるようになった」と、グラフィックに力を入れたことを語った。またPS Vitaのタッチパネルを活かし、ボタンを押す・離すだけではなく、新しい操作として画面の指示にあわせてこするという「スクラッチ」を導入している。これについては「歌にあわせてボタンを押していくだけではなく、前奏や間奏など楽器を中心に流れるところで多めに取り入れています。それによって楽器を演奏しているような感覚を楽しんでもらいたい」と意図を述べた。

キャプション
大崎誠氏(左)と、林誠司氏(右)

 また、現在アーケード用リズムゲームとして稼動している「初音ミク Project DIVA Arcade」において、7月5日よりver.Bが稼動予定となっている。ver.Bでの大きな追加点として、ライバル機能という、ネットサービス「DIVA.NET」にて登録したライバル(ユーザー)の記録を閲覧できる機能や、PV鑑賞モードに画面撮影機能などを追加。撮影した画像はダウンロード可能で、スマートフォンなどの壁紙にできるという。体験会の会場に姿を見せたプロデューサーの大崎誠氏は、CGMアーケードゲームとして、今後もユーザーからの楽曲募集の実施や要望を反映していくとともに、「秋ぐらいからは雰囲気が変わる感じになるのかな…」と、新展開を予感させるコメントを残していた。

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