12月9日~12月17日のAppleに関連するCNET Japanのニュースをまとめた「今週のApple一気読み」。
日本も、Apple本社のある米国カリフォルニア州も強風を伴う大雨や大雪に見舞われている。年末の忙しい時期、どうか安全にお過ごし下さい。1年間の総括をし始めるタイミングとなった1週間のAppleニュースを振り返っていこう。
2015年春の発売がアナウンスされているApple Watch。台湾などの報道では、ディスプレイとプロセッサの歩留まりが改善されたことから、1月から量産が開始される可能性があるとしている。ただし、初期の販売台数は限定されるとの見方もあり、どのような販売形態になるのか注目される。
Apple Watchについては11月にWatchKitが披露され、ディスプレイの解像度や、iPhoneアプリをApple Watchに対応させるなど、より具体的なデバイスの姿が明らかになっている。
「Apple Watch」、2015年1月に量産開始か–部品の歩留まりが改善(12/12)自民・公明両党が圧勝した12月14日投開票の衆議院議員選挙。投票前の演説の中で、安倍首相の発言で明らかになったのが、Appleが横浜にアジア最大級の開発拠点を置くという計画だ。安倍首相も「雇用創出につながる」と期待を寄せている。アップルから出されたメッセージを以下に引用する。
アップル、横浜にアジア最大級の開発拠点–「数多くの雇用創出にもつながる」(12/10)「私たちの日本における事業が横浜に設立するテクニカル・デベロップメント・センターにより、さらに拡大されることを大変嬉しく思っている。これは数多くの雇用創出にもつながり、彼らは現在日本で働く8つの直営店スタッフを含む数多くの社員の仲間に新しく加わることとなる。私たちは日本でのこれまでの歩みを誇りに思うと共に、Appleが日本でビジネスを行なってきた30年以上の間、私たちを支えてくださった多くのお客様に心から感謝申し上げたい」
AppleとIBMのエンタープライズ領域での提携が7月に発表されたが、12月10日、両社は「IBM MobileFirst for iOS」ラインアップとして10本のアプリをリリースした。
今回のリリースでは、航空、通信、保険、銀行、政府などの業界を対象としたアプリ群で、例として航空会社のコストを抑制する飛行管理が行える「Plan Flight」や、飛行機内の客室乗務員のサービスをアシストする「Passenger+」、保険業会向けに優良顧客へのサービスを支援する「Retention」などがある。
これらのアプリは、Citi、Air Canada、Sprint、Banorteなどが導入を決めており、特にiPadを活用した市場開拓が、どれだけ効果的か、注目だ。
アップルとIBM、提携後初の「iOS」アプリ群を提供(12/11)Appleはおよそ10年間にわたるiPodに関する集団訴訟で、不正競争に当たらないとの勝利を勝ち取った。原告団は控訴する予定だという。
この裁判では、Appleが行ったiTunesのアップデートについて、他社製品や他のデジタル音楽ストアで購入した楽曲を閉め出す目的があったかどうかが争われてきたが、陪審員団は、Appleによる「純粋な製品改良だった」という評決に至った。つまり、反競争的な行為ではなかったという結論だった。
なお、この裁判中、Steve Jobs氏が生前証言したビデオが証拠として採用されているが、米メディアはこのビデオについて、一般公開を請求している。
米メディア3社、ジョブズ氏宣誓供述ビデオの一般公開を請求(12/10)CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
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