サッカーボールをケータイにしちゃったこのGYSケータイ、本体の質感はなかなかのもので、簡単に傷がつくような安っぽいものではないようだ。重量感も適度にあり、トンデモケータイとしては上質な部類に入るだろう。こりゃメーカーも本気で全世界販売を考えているのかもしれない。また全体の形状は球形だが、本体のヒンジ部分に欠き取りがあるのでここを下にしてテーブルの上などに置くとちゃんと安定する。充電コネクタも同じ場所にあるのがうまい作りだ。
さて本体を開いてみると小さい本体に数字キーが整然と配置されている。各キーが六角形なのは、サッカーボールのイメージに合っている感じでもあるが、なんとなく「蜂の巣」のイメージも(笑)。でもほぼ全てのキーを六角形にしているあたりは機能美を感じるところでもある。またディスプレイ横には「2010 World Cup South Africa」とあるが、オフィシャル製品ではないけどいいのかこの表記は?でもこの本体の作りの良さを見ると、オフィシャルグッズとして売り出してもいいような気がしてしまう。
なお本体を完全に開いた状態で机の上に置くと安定せずにゴロンと寝てしまうのは仕方ないところか。ヒンジは自由な位置で止めることができるので、本体を置いたまま画面を好みの角度に固定して動画を見る、といったことはできない。ま、素直に手に持てばいいだけのことなのだけどね。いやー、出来がいいのでついつい多くを期待してしまうのだ...
本体全体を眺めてみると、カメラがサッカーボールの模様の黒い部分にさりげなく配置されているのもいい感じ。ぱっと見てもカメラの穴が開いているとはわからないのもデザイン的には優れた処置かもしれない。ちなみにカメラを起動してみると、カメラの向こうに見える光景がまるでサッカー場のように見えてくるから不思議だ。細部までサッカーボールとしてとことん「作りこんだ」製品だからなんだろうなぁ。
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