NECパーソナルコンピュータ(NEC PC)は5月14日、Android搭載タブレット「La Vie Tab Eシリーズ」の新製品2モデルを発表した。5月22日より順次販売する。ECサイト「NEC Direct」での販売価格は2万800円から。
8型タブレットの「TE508/S1」は従来よりも薄型の8.95ミリとなり、質量は約360グラム。一方の同10.1型「TE510/S1L」はさらに薄い8.9ミリで、質量は約570グラム。こちらはフロントステレオスピーカも備える。
両モデルとも1.3GHzのクアッドコアCPUを搭載しており、メインメモリは1Gバイト、ストレージは16Gバイト。バッテリ駆動時間は、ウェブ閲覧時で約8時間持続する。また、ディスプレイには視野角の広いIPS液晶を採用。OSはAndroid 4.2で、Android 4.4へのオンラインアップデートを予定している。外観の特徴としては、端末の背面がラバーコーティングで、手になじむさらさらとした感触になっている。
税別価格はTE508/S1(ネイビーブルー、ホワイトの2色)が2万800円、TE510/S1L(ネイビーブルー)が3万1800円。
同社は今回、初心者でも簡単にタブレットを扱えるように、これまで以上に工夫を凝らした。初回のセットアップ方法を、広げて見られるA3版の説明書として作成したほか、詳しい操作方法を習得するための初心者向けマニュアル「かんたん!LaVie Tab for Android」も用意。また、端末のホーム画面からチュートリアルビデオ「動画なびポータル」を視聴できるようにした。ビデオでは、基本的な操作の手順を音声と手の動きで説明する。さらに、電話での無料サポートも受け付ける。
NEC PC 商品企画本部の柴山友則氏は「説明書やマニュアルは付いていて当然のように思われるが、現在はメーカーによって付かないこともある」と指摘する。タブレット端末を買ったその日から誰でもすぐに使えるような、丁寧な説明書に仕上げたという。「ガイドブックはもちろん、文字を読むのが面倒な人のために(前述の)チュートリアルビデオも用意した」と積極的なサポートをアピールした。
加えて、タブレットと相性のよい電子書籍や電子コミックをすぐに楽しめるよう、イーブックイニシアティブジャパンが提供する電子書籍リーダアプリ「ebiReader」をプリインストールした。コンテンツは「eBookJapan」で購入できる。なお、このプリインストールアプリにはコンテンツ購入時に使える「eBook図書券」2160円分が同梱されている。そのほか、無線LANの設定を支援するアプリも使えるようにした。
同社 取締役 執行役員常務の留目真伸氏は「その昔、日本のITの先進性がすごいと言われていたように、東京五輪のある2020年には、日本を世界で最もIT活用力のある国にしたい」と意気込む。タブレット端末倍増計画として、日本のタブレット年間出荷台数を2倍に牽引し、日本のIT活用による国際競争力向上を目指す。
NEC PCは同日、分離型デスクトップVALUESTAR Lシリーズの2014年個人向け夏モデル「VL750/SSW」「VL150/SSW」も発表。6月20日より販売する。価格はいずれもオープン。
上位モデルのVL750/SSWには、最新のインテルCore i7-4790プロセッサを搭載。メモリ容量は8Gバイトで、最大32Gバイトまで拡張可能だ。また、23型ワイドIPSディスプレイが付属する。HDDは約3Tバイトで、BDXL対応Blu-rayディスクドライブを備える。拡張スロットは、PCI-Express x16スロットとPCIスロットが1つずつ、PCI-Express x1スロットが2つ。
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