デスクトップ並の仕事ができるウルトラブック「Lavie X」レビュー

 NECから15.6型液晶を搭載したウルトラブック「Lavie X」が登場した。同社のウルトラブックでは875gと軽量さを極めた「Lavie Z」で知られるが、今度は15.6型の薄型で1.59kgという機種を出してきた。

フルHD大画面を1.59kgで持ち歩く

  • Lavie X

 最近はノートPCのサイズが大きくなりつつある。少し前までは12インチ程度がモバイルPCの標準的なサイズだったが、現在では13型も多く、液晶を狭縁とした14型までもモバイルとして売り出している状況だ。しかも液晶解像度も高くなり、モバイルでありながら画面の閲覧性能は高く、デスクトップPCいらずな状況になりつつある。

 今回のLavie Xはまさにそんな状況の中、さらに大きな15.6型の大画面を載せて登場したノートPCだ。画面解像度はいわゆるフルHDと言われる1920×1080ドットという高精細。場所を選ばずにデスクトップPC並みの閲覧性能で仕事を進められる。

  • キーボードの大きさから画面の大きさがわかるだろうか

 15.6型の大画面と1920×1080ドットの解像度のノートPCなら今までにも存在したが、Lavie Xは非常に薄いウルトラブックであることが新しい。薄いボディは携帯性能が高いだけでなく、机に置いた場合に本体の薄さもあってキーが押しやすい。

 本体部分の厚みは突起などを除いた平らな部分で12.8mm。15.6型で12.8mmとなるとペラペラのように思われるかもしれないが、想像に反して驚くほど剛性の高いボディに仕上がっている。先に登場した875gの11.6型、Lavie Zがふわふわっとしたボディならば、こちらは対照的にガッチリとしたボディとなっている。

 重量は約1.59kgでこのクラスとしては非常に軽い。もっとコンパクトなサイズのPCでもこの程度の重量になる機種もあり、Lavie XならばコンパクトPCを持ち歩く感覚で15.6型、フルHD解像度のノートPCを持ち歩けることになる。

  • フルHD画面のスタート画面

  • デスクトップ。ランチャーアプリが起動して右側にある

薄いががっちりとしたボディ

  • アルミのヘアーライン仕上げの天板。手前部分が樹脂になっており、無線LANなどのアンテナが入っているものと思われる

 Lavie Xを実際に使って見ると非常にボディがしっかりした印象を受ける。特にキーボード周りの剛性感が高く、キーボードを押した場合でも、ボディがほとんどたわむことがない。液晶側の剛性も高く、液晶の片側だけを持って液晶を開閉しても歪みはほとんどない。

 また、ボディの剛性が高いこともあり、カバンへの出し入れなどの際、ボディを指でつまんで持ち上げても全く不安がない。多くの軽量PCのように、ボディをつまむと凹むことがないのもLavie Xの特徴だ。

 壊れるまで使ったわけではないので、どこまでの圧迫に耐えられるかは不明だが、少なくともカバンから出し入れを繰り返し、毎日持ち運び続けるくらいでは問題は起こりそうにないくらい丈夫さを感じる。逆に、頑丈な印象を受けるので、つい、安心して雑に取り扱ってしまいそうになるのに気をつけなければならないくらいだ。

  • 底面側は左右のインターフェース部分のみ出っ張っており、厚みがある構造

  • 右側面、USB 3.0ポートが2つある

  • 左側面の電源入力、SDカードリーダー、HDMIポートがある

  • 背面側に排熱される

  • インターフェース部分の出っ張りはそれほど大きくない

  • とにかく薄いLavie X

  • 液晶画面を開きやすいよう、横から見るとΣ形状になっている

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