[レビュー]5万9800円の格安ミニノートPC--工人舎SAシリーズ「SA5KX08AL」 - (page 3)

工人舎
内容:ミニノートPCのメーカーとして定着した工人舎。そのラインアップに5万9800円のモデルが登場した。格安ノートPCではEeePCが脚光を浴びているが、工人舎の低価格マシンの特長はHDDを搭載した普通のPCであることだ。

打ちやすくなったキーボード

 昨年デビューしたころのSAシリーズといえば、キーボードの質はお世辞にも良質なものとはいえなかった。

 しかし、このSA5KX08ALでは、キーボードの打鍵感覚は大幅に向上している。従来モデルのキーボードはキーが反応するストロークも一定とはいえず、ひとつひとつのキーを意識して打たないといけない状態だったが、今回のモデルは自然な感じの打鍵感覚で、どのキーを打っても自然かつ確実に反応してくれる。

 打鍵感覚が良くなると、次にチェックしたポイントはキー配列だ。モバイルノートPCでは、“-”キーなどの横幅が狭まることが多いが、このSAシリーズでは他のキーと同じだ。しかし、本来それよりも右側に位置するキーの配置がふつうとは異なっている。

 :\^[]のキーが下のほうに配置されるため、それらを多用する場合は注意が必要だ。また、:\^[]のキーを使わなくても、それらがないぶんEnterキーが内側に位置するため、ブラインドタッチの使い心地は普通とは違う感覚になる。

 また、人によっては多用する全角/半角のキーはFnと同時押しする必要がある。

 これらに慣れてしまえば、特に問題のないキーボードとなる。F1〜F8のファンクションキーは独立しているため、カナ文字の変換などで多用しているユーザーにもありがたい。

 気になる点といえば、ポインティングデバイスが、左手の親指でカーソルを動かし、右手の指でクリックをすること。右ききの人の中には、左手でのポインティングデバイスの操作は苦手の人もいるはずで、慣れが必要だ。

  • キーボード配置はこのようになっている。全角/半角のキーはFnと同時押しする必要があり、右端のキーは上下に位置を分散させている

  • キー自体も立体的で、ストロークも大きめ

  • タッチパッドは小さめだが、一段へこんでおり、誤って触れてしまうことのないタイプだ

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