ケータイネットワークと融合したWindowsマシン--HTC「HTC Shift」 - (page 3)

HTC
htcshift
内容:ソフトバンクとNTTドコモに製品を供給するなど、スマートフォンの世界ではおなじみのHTCからWindows Vistaが動くモバイルマシンが登場した。HTCだけに、ただの通信モジュール付きノートPCとはひと味違ったものに仕上がっている。

Origami Experience 2.0を搭載するが、普通のWindowsパソコンだ

 Windowsに切り替えれば、本体が小さい意外には普通のWindowsパソコンといえる。Origami Experience 2.0のインターフェースを持っているため、小さい画面にタッチパネル向けのインターフェースが充実している程度で、このパソコンでできることに大きな違いはない。

 ただ、この小さいことがネックになる可能性もある。画面は800×480ドットの液晶だが、1024×600ドットのモードでも表示できる。表示のドットが液晶のドットに対応しないため、小さい文字ではつぶれてしまうが、そこはWindows Vista。スムージング表示と、アイコンなどがもともと大きめに表示されるため、意外に気にならないのだ。

 その一方で800×480ドットへの表示の切り替えは、左上のボタンで一発のため、必要な場面だけ頻繁に切り替えることも可能。いちいちWindows上でメニューを呼び出す必要がない。ふだんは1024×600で使っておき、つぶれてみにくいときだけ簡単に800×480ドットに切り替え可能なため、非常に快適だ。

 また、キーボードはサイズが少し小さく、タッチタイピングはかなり難しい。指の細い人であれば、できる人もいるかもしれないというレベルだ。キーの形状も縦方向が短く横長で、ファンクションキーなどもFnキーから呼び出すタイプだ。

  • Origami Experience 2.0のインターフェース、小さい画面でもタッチがしやすい大きな表示となっている

  • Origami Experience 2.0で画像やビデオを再生する

  • Origami Experience 2.0では、ウェブブラウザの起動は大きなアイコンのタッチでできる

  • 通常状態の1024×600ドットの画面。この広さで利用できる

  • 液晶パネルに対してドットバイドットで表示した800×480ドット表示。はっきり見るならこの表示解像度となる

  • 1024×600ドットでは、細かい字はつぶれ気味。大きな文字ならWindowsのアンチエイリアス表示であまり気にならないときも多い

  • 同じ場所を800×480ドットで表示すると鮮明だ。切り替えは左のボタンでワンタッチ

  • キーボードは小さい上に、ファンクションキーなどが独立していない。慣れを要するタイプ

  • キーピッチは約13mm。タテ方向はさらに小さくなっている

  • 上下左右、DELキーの場所が一般のキーボードとは異なる

  • 画面の解像度は左上にある下のボタン。上のボタンはワイヤレスの切り替え画面を呼び出す

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