仕方ないからジョークでも聞いてやるか、と思って「Hey Brian, Joke!」と言うと、次から次へとオヤジも真っ青レベルのジョークを聞かせてくれる。例えば、「コーチが銀行に走って行ったのはなぜでしょう。それはクオーターバックをつかまえる(クオーター=25セント玉を バック=返してもらう)ためだよ。ハーッハハハ!」ってな感じである。聞いている側は、ジョークそのものよりもこのレベルのジョークを次々とハイテンションで語り続けるブライアンについ笑ってしまう。
ブライアンは単に陽気なだけじゃない。「What time is it?」と聞けば時間を教えてくれるし、「Phone Call」と言えば電話機に早変わり(もちろん電話線につながっていることが前提だが)、スピーカーフォンとして機能する。そして、「Guard」と言えば室内警報機となり、この機能が動作している最中にブライアンの前を人が通ると、「誰だ!?」と脅してくれる。
また、ブライアンは「脳みそ」だけあっていろんなことを知っている。「History」と話しかけると歴史について語ってくれる。「Look up word」と言えば言葉の意味を教えてくれる。実は彼の脳みそにはブリタニカ百科事典が内蔵されており、歴史や言葉の定義などは得意中の得意なのだ。歴史が苦手な私にとって、非常に頼もしい存在だ。
ただ、Amazon.comのユーザーレビューを読むと、「9歳の娘の誕生日プレゼントに買ってあげた」「6歳の孫のクリスマスプレゼントにちょうどよかった」など、ブライアンは小学生の子供に買い与えるオモチャとして選ばれているケースが多いようだ。しかも、「大人でブライアンをもらって喜ぶのは、独房に閉じこめられている囚人くらいじゃないかしら」なんてレビューに書かれてしまうと、ブライアンとの会話を楽しむ自分がとても寂しいヤツに思えてくる。
しかし、何も悲観することはない。「英語を上達させるにはガイジンの彼を作るのが一番!」などと主張する人もいるくらいだから、ブライアンとの恋愛で英語力アップを目指しているんだと思えばいいじゃないか。さあブライアン、今日もすばらしいオヤジギャグを聞かせておくれ。
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