キータッチをカスタマイズ!メンブレンキーボードの最高峰--富士通コンポーネント「Libertouch」 - (page 4)

富士通コンポーネント
FKB8540-051/W
内容:PCと付き合う上で、必ず触れなくてはならないのが、キーボードである。そのキーボードが扱いやすければ、それだけPCの操作も快適になる。だが、意外なことにキーボードをあまり気にしない人も多いのである。今回紹介するLibertouchは、PCを使いこなしている人に大きくアピールするのだが、ぜひキーボードを気にしない人や、PC初心者にも知って欲しい製品なのだ。

シルクのようなキータッチは秀逸

  • Libertouch、ブラックモデル。108キーとなっているのは、Windowsキーが左に1つだけとなっているからだ。全体的にはシンプルで飽きの来ないデザインに仕上がっている

 まずは注目のカスタマイズ機能に飛びついてしまったが、ベーシックな部分でのLibertouchはどうなのだろうか? 実はこれが、カスタマイズとは関係なくすばらしいものなのだ。標準状態のLibertouchはキー荷重が約45g、キーストロークが3.8ミリとなっている。キートップのサイズや反り具合などは、標準的な範疇である。ちなみにキーは108キーで、Windowsキーが左に1つのみ、右はアプリケーションキーが1つある。

 キーを押した感覚は軽くスムーズで、ストレートな印象だ。クリック感はなく、底までスッと押せるのだが、軽薄な雰囲気ではない。こういう表現が適切かどうかは疑問もあるが、真っ先に思いついたのは「シルクのようなキータッチ」という言葉である。押せばスッとキーが下がって入力され、底を打つ際に不快感はなく、何より静かなのがいい。

 ライターという商売柄、私自身はキーを叩くように打つのだが、Libertouchを使っているとかなり静かに文章が書ける。静かなことでストレスは軽減されるし、キータッチがスムーズで底を打つ感覚がいいので、疲れることがない。非常にバランス感覚のいい、快適なキーボードだと思った。

  • プレートを横から見た状態。メンブレンスイッチのシートが、金属プレートにサンドイッチされているようなイメージだ。このお陰でLibertouchは、重量約1.588キログラムもある。しかし、重いキーボードはそれなりに信頼感が持てる

 ちなみに底を打つ際の安定感は、底に入っている分厚く重い、2枚のプレートの存在が大きく影響している。この2枚のプレートがあるため、Libertouchは安定し、全体の剛性感がアップしている。安価なキーボードの場合、キーを叩く衝撃が吸収しきれず、その衝撃が振動や騒音になったりして、不快感につながる。ところがLibertouchの場合は、それがほとんど生じないのだ。

 そのほかの特長として、Libertouchの背面にはUSB1.1対応のポートが1つ用意されている。LibertouchはUSB接続のキーボードなのだが、このポートでHUB機能を提供しているのだ。もちろん使い道は自由だが、多くの人はUSBマウスの接続に使用するだろう。このほかケーブル長が1.6メートルと、十分に確保されていることなども特長といっていい。

 だが、Libertouch最大の特長は「静かでスムーズ、快適な使用感」にあり、ユニークな点は「カスタマイズ可能」な点にある。

  • キー配列は標準的なものだ。キートップの面積、キーの刻印の見やすさも標準的。ちなみにNumLockなどのLEDは、緑色である

  • テンキーなども標準的な配列だ。おもしろいのはテンキー上にあるスペース。ペーパークリップなどを置くスペースといったところか?

  • これだけ優秀なキーボードだと、英語版バージョン、テンキー無しコンパクトバージョン、はたまた親指シフトバージョンなどが欲しいという要望も多くなるだろう

  • 裏面では、ケーブルの取り回しに注目。Libertouchでは左右どちらかにケーブルを這わせることになる

  • 角度調整はシンプルだがしっかりした脚を立てて行う

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