わずか580gのWindows搭載PC、富士通 LOOX U - (page 6)

富士通
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内容:富士通からUMPCとしてLOOX Uが登場した。重さは約580gと小さいながらも1024×600ドットの5.6型ワイド液晶、約14mmピッチのキーボード、タッチパネルを搭載した超小型PCだ。CPUは動作クロック800MHzのインテルA110を搭載し、Windows XPを使いこなすことができる。しかも、直販価格で13万9800円からと手軽に購入できることも大きな特長だ。

標準で4時間駆動に不満ならLバッテリーも検討すべき

 バッテリーによる動作時間もJEITA測定法で4時間。短いようにも感じるかもしれないが、朝から晩まで使い込むのではなく、外出先の要所要所でメールチェックをはじめ短時間利用を何度か使うという用途では、思いのほかバッテリーが持つという印象だ。ただし、キーボードを使って長時間の文章入力などをすれば、やはり4時間の壁にぶつかってくる。

 もし、さらなる長時間駆動を求めるなら、LOOX Uは直販モデルなのでバッテリーを標準(2600mAh)の倍容量のLバッテリー(5200mAh)に変更して発注すればよい。通常は3000円のプラスだが、わずか1500円のプラスでLバッテリーにできるキャンペーンも行われている。

 また、それでも不安な場合はACアダプターを持ち歩けばよい。小型化されたACアダプターは16V 2Aタイプで、他の富士通の小型PCと同様のJEITA極性統一型のコネクターで本体と接続する。うれしいことに本体発注時に同時に頼めば3045円で2個目のACアダプターが購入できる。こういった実用的なオプション品の販売に配慮がされているのもの、富士通のウェブ直販ならではのものだ。

  • バッテリーは背面に装着する。写真は標準容量のバッテリー

  • オプションのスタンド型専用ポートリプリケータ。据え置きの場合はこれを使って外部キーボードを使うとより操作性が高まる

  • CFカードスロットがあるので、通信カードの選択範囲が広がる。写真はイー・モバイルのD01NX

  • オプションのスーパーマルチドライブ。特にLOOX U専用というわけではない汎用品だ

  • ACアダプターは小さめだが、本体と比較すると大きく見えてしまう

小さくて手ごろな価格はサブマシンに適している

 LOOX Uは、この小ささ、軽さ、そして価格を考えると魅力的なPCであるといえる。外装は白で、ガチガチに固められた剛性感はないものの、きちんと作り込まれている印象を受ける。耐久性という点でも液晶パネル部分は200kgfの加圧試験をクリアしたという。

 さらに、価格は最も安い構成で13万9800円。無線LANの搭載や1Gバイトメモリ仕様にすると1万円アップするが、反対に無料の電話サポートが不要なら5000円安くすることもできる。必要ならACアダプターの予備や、Lバッテリーを選んでも総額はそれほど高くならない。しかも、モニターに応募すれば16%引きという価格で手に入ってしまう。

 この小ささにメリットを感じるユーザーは、購入を検討する価値があるだろう。

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