わずか580gのWindows搭載PC、富士通 LOOX U - (page 5)

富士通
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内容:富士通からUMPCとしてLOOX Uが登場した。重さは約580gと小さいながらも1024×600ドットの5.6型ワイド液晶、約14mmピッチのキーボード、タッチパネルを搭載した超小型PCだ。CPUは動作クロック800MHzのインテルA110を搭載し、Windows XPを使いこなすことができる。しかも、直販価格で13万9800円からと手軽に購入できることも大きな特長だ。

動作速度はストレスフリーか?

 動作クロックが800MHzと、通常のノートPCに比べれば低いクロックのCPUを搭載したLOOX Uだが、それほど動作にストレスは感じない。

 CoreDuoなどのバッテリー消費を抑えたモードでは、クロックを下げて使っていることもあり、LOOX Uの800MHzというクロックはそれほど劣っているものではないように思える。

 あくまで試用したLOOX UのOSがWindows XPで、1Gバイトメモリ搭載機を使った感想であるが、それほど制約があるようには感じなかった。むしろ、今回のモデルでは用意されないが、将来、Windows Vistaを搭載した場合には、操作感が大きく変化すると予想される。

  • システムのプロパティで見た動作クロックやメモリ容量

  • スタンド型専用ポートリプリケータに装着したLOOX U

  • ポートリプリケータの背面には豊富なインターフェースが用意される

気になる点は……

  • 熱風はここのスリットから排出されるが、それほど熱い風が出てくるわけでもない

 低クロックのCPUを搭載するLOOX Uだが、動作音は意外に大きい。ファンが回りだすと音が高めで、小型のボディから一生懸命に熱を外に排出しているように聞こえる。

 その熱の排出は右側下から行われ、両手で本体を握って持った場合に、ちょうど右手の中指あたりに熱風が収まる感じ。熱はそれほど熱くないため不快感はない。むしろ騒音源を手にさえぎられて騒音が小さくなる印象を受ける。また、使っていても、ボディの一部だけが熱くなるということもないため、我慢するのはファンの音だけだ。

 また、動作状態によってはファンが回らないですむこともある。いまの季節は気温が高めだが、真冬に気温の低いところで負荷をかけない作業をした場合は、もっと静かに快適に使えると思われる。

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