ソニーのカーナビ復活第1弾--ソニー nav-u「NV-U1」 - (page 4)

ソニー
内容:ソニーから約1年ぶりにカーナビが復活した。もともと昨年の撤退時に復帰を予告していたもので、海外市場では展開を続けていた。登場したのは海外でも人気の高いPNDタイプのnav-u「NV-U1」で、取り付けの手間を省いた簡易ナビゲーションとされるもの。ただし、NV-U1の他のPNDと違ってVICSに対応しているのだ。

VICSがなければカーナビの価値は半減?

  • 専用のVICSビーコンユニット NVA-VB6

 簡単に装着できるPNDだが、本格的なカーナビと大きく違う点がある。一般的なPNDはVICSに対応しない。ほとんどのPNDのナビとしての機能は、現在地表示と単なる道案内に過ぎない。

 その点、NV-U1はPNDでありながらVICSに対応している。オプションのNVA-VB6が必要だがVICSがあれば近隣の渋滞状況などの交通情報を得られる、活用範囲が広がる。

 そもそも実際にクルマの利用法を考えれば、道をまったく知らずにナビゲーションだけを頼りに目的地まで運転する機会は少ない。クルマで行く場所のほとんどは、通勤先やよく行く店などではないだろうか。

  • 文字情報を受信すると、画面上に表示される

 そこで、VICS情報が表示されれば、その道のりの渋滞情報がわかる。熟知した道で日常的な渋滞カ所はわかっていても、突発的な事故渋滞はわからない。VICSがあれば渋滞の原因や長さが図示されるため、迂回の参考になるばかりでなく、ルート情報も渋滞を考慮したものになる。

 NV-U1が取得できるVICSは光/電波ビーコンによるものなので、通過時間情報を含み、ルートが渋滞情報を考慮した再検索を行なえる。FM-VICSに対応しないのは残念だが、都市部ではビーコンの発信場所も多く、FM-VICSがなくてもあまり困らないかもしれない。また、そもそもFM-VICSでは渋滞情報を考慮したルート案内はできないからだ。

  • 取り付けはクレドルの上部のパーツと差し替える

  • VICSビーコンユニットが装着されたところ。道路上に設置されたビーコンから赤外線で送信される情報を受け取れる。高速道路の電波ビーコンも受信できる

  • VICSを受信すると渋滞情報が画面に表示される。ここでは横に走る道を見ると、渋滞の赤線が点滅している

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