type Fの15.4型ワイドディスプレイには、新開発の「クリアブラック液晶(ピュアカラー90)」が採用されている。解像度はフルHDではなく1280×800ピクセル(アスペクト比16:10)になるが、同社のハイビジョン液晶テレビ「BRAVIA」に採用されている広帯域バックライトを採用し、色域の広さはNTSC比90%を実現し、ハイビジョン映像をビビッドに再生できる。
Blu-rayドライブは1層、2層BD-R/REとDVDの記録再生に対応している。BDビデオの再生は、定番ソフト「InterVideo WinDVD」で行う。前面パネルのAV ModeボタンでWinDVD BDを一発起動できる仕組みだ。
PCアーキテクチャに、第4世代の「Centrino」プラットフォーム「Santa Rosa」を採用し、メインプロセッサは、マルチ処理に強いインテル Core 2 Duo(1.8GHz)を搭載し、Blu-rayを見ながらウェブブラウズなども無理なくこなせる。
VGAはノートPC向けの最新GPU NVIDiA GeForce 8400M GTを採用。本GPUはハイビジョンの再生支援機能を搭載している。さらに、無線LANも新しい802.11n(ドラフト版)に対応するなど、ハイビジョン対応機にふさわしい最新スペックを採用している。
実際にBlu-rayの市販用映画ディスクを視聴してみよう。フィルムソースでも発色の良さが感じられるが、極端に派手にはならず映画のテイストが感じられる。音声がノートレベルである点は致し方ないが、ハイビジョンらしくフィルムの粒状感も十分再現されている。WinDVD BDの標準設定では黒がやや浮き気味なので、ガンマ値を調整すると、しっとりした映像になった。
Blu-rayレコーダーで録画したビデオ素材では、特に色純度の高さが印象的だ。バラの深紅や深い青空、新緑の木立などノートPCであることを意識させない透明で艶やかな色表現が特徴といえる。前面ガラスのついたクリアタイプの液晶ではないため、反射が少なくテキストも読みやすい。
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